ケージフリー生産と調達の好事例 ウェビナー開催 グローバルフードパートナーズ×東海大学2023年10月4日
シンガポールを拠点に、アジア地域のケージフリー卵生産・調達を支援するグローバルフードパートナーズと東海大学は11月9日、鶏卵産業、生産者と食品企業を対象にケージフリー生産と調達の好事例に関するウェビナー「日本、アジアにおけるケージフリー卵生産と調達のビジネス機会とベストプラクティス―持続可能な未来に向けて―」を実施する。
同イベントには、鶏のウェルフェアに配慮したケージフリー生産分野について専門家が一堂に会する。エイビアリー鶏舎運用で10年以上の経験をもつ株式会社ナチュラファームの一柳憲隆氏、グローバルフードパートナーズの主任畜産学者ケイト・ハッチャー博士、東海大学農学部応用動物科学科長で、日本におけるアニマルウェルフェア分野の先駆者のひとり、伊藤秀一教授が登壇。また、グローバルフードパートナーズの日本人スタッフである綿引周氏もプレゼンテーションを行い、科学的根拠に基づいた、ケージフリー生産と日本、アジアの最新動向について伝える。
鶏のウェルフェアにおいては、ユニリーバ、ネスレ、マリオットなどグローバルな大手食品企業が、日本も含むアジア地域で2025年までにケージフリー卵のみの調達に切替えることを宣言。その多くはすでにケージフリー卵を調達できるサプライチェーンへの移行を開始しているが、価格の高さや入手の困難さなどの課題に直面している。切り替えの期限が迫る今、食品企業はその地域の事情に則した、費用対効果の高いソリューションを探し求めている。
一方、高まるケージフリー卵の需要に応え、生産者もケージフリー卵の生産を始めようとしているが、企業のバイヤーと同様に、日本やアジアの多くの農家もケージフリー生産への移行に伴う課題に直面し、技術的な支援や訓練の必要性を訴えている。
卵のケージフリー生産は、適切なサポートがあれば、生産や調達にかかわる困難を克服し、生産者は収益性の高い生産を実現でき、食品企業は自社のケージフリーコミットメントを達成できる。今回のイベントでは、日本と気候風土が似通ったアジアの国々や地域の事例も踏まえながら、その取り組みについて説明する。
対象は、鶏卵生産者、鶏卵加工業者、鶏卵流通業者のほか、食品企業、ホスピタリティ企業(ホテルや旅館、飲食・レストラン関係企業)、鶏卵生産者団体、獣医師、学術関係者、動物科学/獣医学生、政府関係者など。
◎開催概要
日時:11月9日 13:00~15:00(予定)(要事前登録:11月7日迄)
開催方式:オンライン
参加費:無料(要事前登録)
参加方法:登録フォームから
言語:日本語(全セッション日英同時通訳付)
重要な記事
最新の記事
-
米の価格 前週比▲48円 3週連続下落 農水省調査2025年6月17日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の本田防除(1)育苗箱処理剤が柱2025年6月17日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の本田防除(2)雑草管理小まめに2025年6月17日
-
米 収穫量調査 衛星データなど新技術活用へ2025年6月17日
-
価格高騰で3人に1人が米の消費減 パンやうどん、パスタ消費が増加 エクスクリエの調査から2025年6月17日
-
【JA人事】JA中野市(長野県) 望月隆組合長を再任2025年6月17日
-
備蓄米の格安放出で農家圧迫 米どころ秋田の大潟村議会 小泉農相に意見書送付2025年6月17日
-
深刻化するコメ加工食品業界の原料米確保情勢【熊野孝文・米マーケット情報】2025年6月17日
-
2025年産加工かぼちゃ出荷販売会議 香港輸出継続や規格外品の試験出荷で単収向上を JA全農みえ2025年6月17日
-
2024年産加工用契約栽培キャベツ出荷販売反省会を開催 旬別出荷計画の策定や「Z-GIS」の導入推進を確認 JA全農みえ2025年6月17日
-
和歌山「有田みかん大使」募集中 JAありだ共選協議会2025年6月17日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第110回2025年6月17日
-
転職希望者対象に「農業のお仕事説明会」 6月25日と7月15日に開催 北海道十勝総合振興局2025年6月17日
-
「第100回山形農業まつり農機ショー」8月28~30日に開催 山形県農機協会2025年6月17日
-
北海道産赤肉メロン使用「とろける食感 ぎゅっとメロン」17日から発売 ファミリーマート2025年6月17日
-
中標津町と繊維リサイクル推進に関する協定締結 コープさっぽろ2025年6月17日
-
神奈川県職員採用 農政技術(農業土木)経験者募集 7月25日まで2025年6月17日
-
【役員人事】ノウタス(6月17日付)2025年6月17日
-
「九州うまいもの大集合」17日から開催 セブン‐イレブン2025年6月17日
-
農薬出荷数量は1.5%増、農薬出荷金額は2.8%増 2025年農薬年度4月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年6月17日