JA事業の強力なパートナー 世界最速「オルフィス」(理想科学工業)が活躍 JAいしのまき2020年12月10日
理想科学工業(株)は主に高速プリンターを開発・製造している企業で、世界最速のプリントスピード、低ランニングコストの「ORPHIS(オルフィス)」※が注目されている。JAグループをはじめ多くの企業・団体で導入され、会議資料の作成や広報誌、商品PRの印刷など大きな力を発揮している。昨今の「デジタル化」推進が叫ばれる中でも文書を印刷し、紙の資料として使う機会は依然として多い。大量の紙の資料を作成するためには作業の効率化、省力化されたプリンターが必要不可欠だ。そこで、世界最速プリンター「オルフィス」を導入した宮城県JAいしのまきの事例を紹介する。
資料づくりの作業効率が格段にアップ
毎月1万枚超の資料を作成
JAいしのまき(いしのまき農業協同組合、松川孝行代表理事組合長)は宮城県の北東部に位置する石巻市、東松島市、女川町を管内とし、組合員は、正・准合わせて1万7459人。旧北上川と鳴瀬川が貫流し、水田面積は1万1640ヘクタールと宮城県内有数の豊かな穀倉地帯だ。
北上川河口に位置し、農産物は、主な米の品種として「ひとめぼれ」と「ササニシキ」でササニシキの生産量は全国1位。そのほかに「食卓の天下を取る」意味を込めた「だて正夢」も生産されている。園芸ではトマト、キュウリ、イチゴ、ネギ、これからの季節に旬を迎えるセリやちぢみホウレンソウの栽培も盛ん。加工品では「いしのまきファーマーズフーズ」のトマトケチャップや焼き肉のたれ、ソイマヨネーズの販売にも力をいれており、JAの直営直売所で販売している。
同JAではこの直営直売所も人気で、その商品を紹介するちらしやJAの活動を組合員以外へ発信する「JAくらしのサポートガイドブック」なども作成する。そのほか、6月に開催の総代会や毎月の理事会、部門ごとの委員会など紙の資料は多岐にわたる。
理事会では20~30ページほどの資料が60部程度必要になることもあり、「毎月1万枚以上の用紙を使用している」と同JA総務部総務課の木村奈美子さん。
オルフィスGD9630プレミアム/GD9630/GD9631はオフィス用カラープリンターにおいて世界最速(データ・サプライ調べ:2020年2月現在)製本機能・Z折り・世界最速スピードが決め手
これまで、複数台のプリンターを使って印刷していたが、大量の印刷物がある時には手の空いている職員が総出で綴じ込み作業にあたったり、プリンターを占有する時間が長くなって他の業務が滞ったりなど様々な課題を抱えていた。
今回の「オルフィス」導入により、課題が解消したという。なかでもZ折り機能の導入効果は大きく、会議資料は基本的にはA4判が日本の標準だが、この資料の中にA3判の資料をZ折りして挿入することがよくある。「オルフィス」はフィニッシャーと紙折りユニットの接続でA3判をZ折りして任意の頁に綴じ込むことができるため、数時間かかっていた会議資料の印刷作業が今では1時間もかからずに済むようになったと同JA総務部総務課の木村奈美子さん。新たに「JAくらしのサポートガイドブック」も「オルフィス」オプションフィニッシャーの小冊子機能で作成できるようになったという。
外注先との見積作成調整などコスト・時間の大幅な削減につながった。また、空いた時間により新たな商品の紹介ちらしを作成してPR活動を促進するなど思わぬ効果もみられたと強調した。同JAの営農経済事務所でも「オルフィス」は導入され、小冊子機能による製本、スピードはもちろんのこと低ランニングコストで利用でき、喜ばれているという。
コロナ禍でも変わらぬJA事業のパートナーとして
今回の新型コロナウイルスの猛威は同JAにも影響を与えた。開催予定だったイベントが軒並み中止になったことから組合員や地域への情報発信の機会は限られてしまった。
今年から始まった職員が広報誌を各戸へ配布する組合員ふれあい訪問活動の取り組みは、新型コロナウイルス感染防止策を徹底しながらも継続しており、組合員とのコミュニケーションツールとして紙の資料は欠かせない。今後も「オルフィス」を使って、業務効率化と地域への情報発信の強化を目指していく。
【問合せ先】
理想科学工業株式会社 営業統括部
住 所:〒108-8385東京都港区芝5-34-7田町
センタービル
電話:03-5441-6666 FAX:03-5441-6667
重要な記事
最新の記事
-
令和7年秋の叙勲 西沢耕一元JA石川県中央会会長ら93人が受章(農協関係)2025年11月3日 -
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日


































