自己改革 もっと発信を-JA広報大賞セミナー2018年2月22日
JA全中は2月21日、東京都内で29年度JA広報大賞表彰式と受賞JAの実践報告をもとにしたパネルディスカッションなどJA広報トップセミナーを開いた。
(写真)受賞者のみなさん
JA全中の中家徹会長は主催者あいさつで「農業とJAの役割が国民にまだまだ理解されていない。われわれが責任をもって発信していく必要がある。地域住民にとってもJAの広報は重要になる。優良事例を横展開しJAグループ全体のレベルにつなげていってほしい」と各JAの広報活動の充実を呼びかけた。
(写真)29年度「総合の部」JA広報大賞に輝いたJAあいち知多。中家JA全中から表彰状を受ける前田組合長。
「総合の部」で大賞を受賞したのはJAあいち知多(愛知県)。審査委員長の尾関謙一郎明治学院大学特命教授は、審査講評で、同JAの広報誌では自己改革の取り組みを毎号発信していることや、トップ層とマスコミとの定期的な懇談など積極的な対応、さらに情報を届けたい人に情報が届いているか「効果測定」もしていることなどが注目され「審査員全員が大賞に推薦した」と評価し「今後も広報活動によってJAは日本農業、日本社会のためにあることを伝えてほしい」と期待を寄せた。
(写真)「総合の部」準大賞のJAなんすん(静岡県)の岡田晃一代表理事組合長
受賞者を代表してあいさつしたJAあいち知多の前田隆代表理事組合長は知多半島全域のJAとして合併以来、正・准組合員の数は当初の1.6倍の7万7000人となっているが「地域人口は63万人で12%にすぎない。地域農業振興には地域住民の理解が不可欠」として工夫ある広報誌発行はもちろん、産業まつりへのJAの積極的な参加や、役職員自身が広報媒体となることをこころがけた日々の活動など、「自己改革の実践を正しく伝えこれからもJAが必要であることを発信していきたい」と話した。
(写真)「総合の部」準大賞のJAくるめ(福岡県)の塚本晃理企画広報課長。
(関連記事)
・JAあいち知多が大賞(18.01.15)
・メリハリは写真で決めたい(17.12.18)
・広報活動・広報誌の価値(17.11.27)
・生産者と繋がり深める(17.04.10)
・特集は狙い定めて(17.03.23)
・広報で改革発信を-JA広報大賞(17.02.27)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日