福島県発祥、冬限定の「あんぽ柿」和洋の逸品メニュー登場 JA全農福島2021年2月1日
JA全農福島は、福島県発祥で生産・出荷量とも日本一の「あんぽ柿」を、広く消費者に知ってもらうため、2月2日~3月中旬頃まで、東京・丸の内のフランス料理「ミクニ マルノウチ」と、同神田の江戸前料理「神田明神下 みやび」で、あんぽ柿を使ったオリジナルメニューを提供する。
あんぽ柿のフォアグラ最中
「あんぽ柿」は、果実が大きくて柔らかい蜂屋柿(はちやかき)を中心に、小ぶりで種がない平核無柿(ひらたねなしかき)などを使って生産。半生のようなジューシーな食感と、とろりとした味わいが特徴で、「あんぽ柿」に加工することで、食物繊維はごぼうを上回り、美肌に欠かせないビタミンAは柿の約2倍といわれる。
その発祥は、福島県の北部にある伊達市梁川町。県内の一大産地でもある、伊達地区は、山々に囲まれた福島盆地で、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候を生かし、他県の産地より半月以上も長く乾燥させて甘みを引き出す。手間ひま掛けて作る古くからの製法に、アメリカの干しぶどうの生産で盛んだった硫黄燻蒸を取り入れるなど改良を重ね1922(大正11)年に「あんぽ柿」として完成した。
今シーズンは、大きな気象災害もなく原料の柿も豊作。乾燥期間も好天に恵まれ、甘くて美味しいあんぽ柿に仕上がった。そのまま食べても美味しい「あんぽ柿」だが、冷やしてゼリー風にしたり、冷凍してシャーベットにしたりと"スイーツ感覚"で楽しめる。今回は和洋両店の料理長の腕で、新たな「あんぽ柿」の魅力を引き出している。
<ミクニ マルノウチ>
■オーストラリア産仔羊と福島・あんぽ柿、フォアグラのパイ包み焼き グリーンペッパーの香り トリュフソース
甘みが凝縮された福島のあんぽ柿と濃厚なフォアグラを仔羊のロースで巻いてパイ包みに。それぞれの素材のコクと甘みがバター風味のパイに包まれて最高のハーモニーを奏でる。
料金:6000円(税込み・サービス料別)※コースのメインディッシュとの差替え 2000円(税込み・サービス料別)~)
■ロックフォールと福島・あんぽ柿のコンポジション
世界三大青カビチーズ「ロックフォール」と、あんぽ柿をキルシュで洗って風味をつけたマーマレードにしてミルフィーユ状にサンド。あんぽ柿の甘さとチーズの塩味が相性抜群の逸品。
料金:900円(税込み・サービス料別)
<神田明神下みやび>
■あんぽ柿のフォアグラ最中
フォアグラを西京味噌漬けにし、低温調理。その上にあんぽ柿と塩漬け生粒胡椒を載せ、最中で挟んで食べる。フォアグラのまったり感と最中のサクサク感と正反対の食感を楽しめる。
料金:1320円(税込)
■あんぽ柿の雪窓
ゆり根を蒸してクリームチーズと合わせてあんぽ柿で巻いた。甘さと酸味のバランスが美味しい逸品。
料金:1100円(税込)
オーストラリア産仔羊とフォアグラを組み合わせたフレンチのあんぽ柿メニュー
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