市場流通できない柑橘を有効活用「高知県産ゆず&直七サワー」新発売 JA全農2022年2月22日
JA全農は、高知県農業協同組合と国分グループ本社と共同で「高知県産ゆず&直七サワー」を開発。高知県産「ゆず」と「直七(なおしち)」の果汁を5%使い、アルコール度数を4%で、「直七」の爽やかな酸味と「ゆず」のやさしく香る風味が味わえる。三幸食品工業で製造し、2月23日から発売する。
「高知県産ゆず&直七サワー」
高知県は、ゆずの生産量が日本一の産地。爽やかで香り高い柑橘のゆずは、果汁は果実酢として、皮は薬味として高知の家庭ではおなじみの食材として親しまれており、ビタミンCが豊富で、抗酸化作用がある。一般的に流通している「黄ゆず」は、黄色く熟してから収穫され11月頃に旬を迎える。
一方、「直七」は、広島県尾道市田熊で発見された柑橘で、正式名称は田熊スダチで酸味がまろやかで、多くの果汁を含んだ柑橘。現在、高知県の南西に位置する幡多地区で主に栽培されており、特に宿毛市では魚料理に欠かせない食酢として古くから人々に愛されてきた。その昔、魚屋の直七さんが、魚にかけると美味しいと勧めたことから、この名前がついたと言われている。
新商品は、果皮表面のキズなどによって青果として市場流通に適さない「ゆず」と「直七」を加工用として使うことで、生産者の所得安定に繋げようと開発された。「ゆず」と「直七」の良さを活かし、サワーとして商品化することで、爽やかな酸味と香り豊かな風味を引き出した。
市場に流通できない果実を商品化し、有効利用する取り組みは、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)の「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」につながる取り組みとなる。
「高知県産ゆず&直七サワー」は、関西・中四国・九州エリアのセブンイレブン約6800店での販売を予定。また、セブン&アイグループのヨークマート・ヨークフーズ、ヨークベニマル、シェルガーデン、イズミ、天満屋ストアの一部店舗での販売も予定している。
重要な記事
最新の記事
-
不測事態の食料確保、スマート農業法など3法案 衆院で審議スタート2024年4月25日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年4月25日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年4月25日
-
【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
-
【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日
-
電動3輪スクーター「EVデリバリー」JA豊橋に導入 ブレイズ2024年4月25日
-
ほ場作業の約9割を自動化するオートコンバイン「YH6135,A7135,A」発売 ヤンマー2024年4月25日
-
むらぐるみの共同労働【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第288回2024年4月25日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農村は国の本」~焚書として消された丸本彰造著『食糧戰爭』が復刻された2024年4月25日
-
【JA人事】JA水戸(茨城県)新組合長に園部優氏(4月21日)2024年4月25日
-
【人事異動】フジタ(4月1日付)2024年4月25日
-
米麦水分計PB-Rを新発売 ケツト化学2024年4月25日
-
全国の小学校・児童館に横断旗を寄贈「7才の交通安全プロジェクト」こくみん共済 coop2024年4月25日
-
自然とふれあう農業体験 伊勢崎市で27日に開催 パルシステム群馬2024年4月25日
-
野菜の鮮度保持袋で物流2024年問題解決へ「JAGRI KYUSHU」に出展 ベルグリーンワイズ2024年4月25日
-
粉末化でフードロス解決に挑戦 オンラインセミナー開催 アグリフューチャージャパン2024年4月25日
-
長期保存食「からだを想う野菜スープ」シリーズ新発売 アルファー食品2024年4月25日
-
生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」が特許取得 雨風太陽2024年4月25日
-
焼けた香りや音に満足感「パンの食習慣」アンケート実施 パルシステム2024年4月25日
-
埼玉県産いちごの魅力を伝える「いちごソング」が完成2024年4月25日