人気漫画の「米シーン」が米袋に 石川県産米を応援 JAグループ石川2025年1月28日
JAグループ石川は1月27日、「一枚でも多く、田んぼを戻す。一人でも多く、米農家を救う。」という想いで『いしかわ元気米 PROJECT』を開始。これに先駆けて、JA全農が運営する「JAタウン」でオンライン販売を始め、店頭では2月下旬以降、随時販売を予定している。オンライン、店頭いずれも数量限定販売。
令和6年能登半島地震チャリティー支援として展開される同企画は、講談社、小学館、集英社の協力のもと人気漫画が出版社・業界の枠を超えて石川県産のお米を応援。売り上げの一部は、米農家に還元され、能登の水田の復旧に向けた活動に繋げる。
同プロジェクトを象徴する企画のひとつがオリジナルの米袋。石川県で米を育てる米農家と日本を代表する漫画家たちのコラボレーションにより実現した企画で、人気漫画のストーリーのなかでヒーロー(主人公)たちが美味しそうにご飯を食べるシーンを表現しており、どんな人気漫画にもお米のシーンがあり、お米はヒーローにとって元気の源であることに気づかされる。さらに、「米食うだけで、君もヒーローだ。」というメッセージが記載。この米袋で石川県産の「コシヒカリ」「ゆめみづほ」「ひゃくまん穀」の3銘柄を提供する。
「ゆめみづほ」の米袋
「能登半島地震」によって甚大な被害を受け地域の日常が失われた能登半島で地域の主要産業である農業もそのひとつ。変わってしまった地形、荒れてしまった土壌、遮断された交通網など農業を続けていくには厳しい状況でありながら、米農家は諦めず生き残った田んぼに向き合ってきた。
震災後、用水路の応急復旧等を経て奥能登(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)エリアの水田で作付けできたのは前年の6割。やっと収穫にこぎつけた矢先の9月、今度は歴史的な豪雨が能登半島を襲い半分以上の水田が冠水被害を受け、収穫できるはずだった米は減少。農家は、二重被災により物理的にも、気力の面でも大変な思いをした。
「こしひかり」の米袋
「そんな時に何ができるのか?」という問いから生まれたのが 『いしかわ元気米 PROJECT』。JAグループ石川は、生産者にヒアリングしたところ、辛い状況でもモチベーションの支えになるのは「大切に育ててきたお米を食べてもらうこと」という言葉が返ってきた。
こんな状況だからこそ、「多くの人たちに石川県産のお米を知っていただきたい」「より多くの人たちに石川県産のお米を食べていただきたい」という思いに共感した出版社連合、人気漫画家(作家)の協力を得て、人気漫画と石川県産のお米がコラボレーションした「漫画米袋」が実現した。
「ひゃくまん穀」の米袋
◎「米シーン」米袋
ゆめみづほ:ブルーロック、 スキップとローファー、 WINDBREAKER(講談社)
こしひかり:名探偵コナン、 BLUE GIANT MOMENTUM、 銀の匙(小学館)
ひゃくまん穀:ONEPIECE、 ハイキュー 、 僕の ヒーローアカデミア(集英社)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日