JA全農ひろしまと業務提携 農業者の人材確保を推進 タイミー2025年3月27日
スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミーは3月26日、農業者の人材確保推進のためJA全農ひろしまと業務提携契約を締結したことを発表した。
同提携ではJA全農ひろしまが、JAを通じて農業者に「タイミー」を紹介することで、各農業者の労働力不足の解消を目指す。また、JA・農業者向けのスポットワーク活用セミナーなどを実施し、広島県の農業現場でタイミーの浸透を促進する。
日本における農業従事者数は減少傾向が続いており、その背景には雇用機会の拡大による都市部への人口流出や農業従事者の高齢化などが指摘されている。広島県は特に高齢化が深刻化しており、基幹的農業従事者の中の65歳以上が占める割合は、全国平均の57.4%に対し73.2%と高い。
近年では、農業分野で「タイミー」を活用する事例が増えており、2024年7月に「タイミー」で掲載されている募集人数は前年同月比で約3倍。主に「収穫」や「選別」、「出荷」などの作業で活用され、農業法人によっては「タイミー」の利用により生産性が上がり、農作物の出荷量が3倍になった事例も生まれている。
また、タイミーは農業の専門チームを組成し、農家向けのサービス説明会やマニュアルの整備などを実施。これまでにJA全農ぐんま、JA静岡経済連、JA全農いわて、JA長野中央会と連携し、農業におけるスポットワーク活用の普及に取り組んでいる。
連携にあたりJA全農ひろしまの恩田副本部長は「(タイミーと)連携することで、農業生産基盤を維持・拡大することが可能になると考えている。食料安全保障の観点からもこの提携を一助として、広島県の皆様に安定的に広島県産農畜産物を供給できるよう引き続き努めます」とコメントしている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(153)-改正食料・農業・農村基本法(39)-2025年8月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(70)【防除学習帖】第309回2025年8月2日
-
農薬の正しい使い方(43)【今さら聞けない営農情報】第309回2025年8月2日
-
「安定供給は1丁目1番地」 トランプ関税、農産物輸出でも懸念 JA全農が総代会2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
米農家の所得支える制度必要 米価急落時には国は適切対応を 全農会長ら発言2025年8月1日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年8月1日
-
【注意報】県内各地のりんご園地でハダニ類が多発 岩手県2025年8月1日
-
【注意報】マンゴーハフクレタマバエ 八重山地域で多発のおそれ 沖縄県2025年8月1日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発に注意 石川県2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
【注意報】ネギアザミウマ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月1日
-
【注意報】キク、野菜、花き、果樹にタバコガ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにミカンハダニ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにチャノキイロアザミウマ 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
水稲早期栽培 徳島、宮崎、鹿児島 前年比「やや上回る」7月15日現在2025年8月1日
-
渇水・高温対策本部を設置 水利施設管理強化事業の積極活用を指示 農水省2025年8月1日
-
全農 政府備蓄米 91%出荷済み 7月末2025年8月1日