秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
県内有数の栗産地であるJA鹿本で8月中旬から2025年産栗の出荷が始まった。今年はLサイズ中心で実の張りも良く品質は上々。受粉期の梅雨に降雨が少なかったことから、着果(着毬=ちゃっきゅう)は昨年より多い。9月下旬をピークに10月中旬まで、総出荷量360トン(前年比118%)を見込んでいる。
選果される栗
8月28日、生産者約70人が早生「丹沢」など約600キロを山鹿市のJA菊鹿選果場に持ち込んだ。水選機などを活用し、実が詰まった良質な栗を選別、出荷している。
JAクリ部会は513人、550haで「丹沢」「杉光」「筑波」「銀寄」「利平」「美玖里」などを栽培する。出荷の約8割はペーストや渋皮煮など、菓子原料として県内外の加工業者や、岐阜県などの市場へ出荷する。
杉富男副部会長は「山間地で温度差があり、おいしい栗に仕上がっている。ぜひ山鹿の栗を味わってほしい」と話す。9月中旬から、JAオンラインストアでも販売が予定されている。
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