JAの活動:JA新組合長に聞く
【'24新組合長に聞く】JA北つくば(茨城県)川津修組合長 産地振興でプロジェクト2024年6月13日
役員の改選期を迎え、全国のJAで新しい組合長が誕生している。折しも「基本法」(食料・農業・農村基本法が改正となり、これからの農業の方向が示されたが、具体的な施策はこれから。一方でJAグループは、今年10月のJA全国大会を控え、いま組織協議が進んでいる。この大きな転換期に、農業・JAについてどのようなビジョンをもってJAの運営に臨むか。新任のJA組合長に聞いた。今回はJA北つくば(茨城県)川津修代表理事組合長。
JA北つくば(茨城県)
川津修代表理事組合長
北関東の平野に位置するJA北つくば管内は農畜産物の一大供給基地です。10年後も安定して食料を供給するため産地を維持する責務があります。このためJAでは今年度、組合員、行政、取引のある卸売市場や量販店などに呼び掛けてプロジェクトを立ち上げ「JA北つくば産地振興ビジョン」策定し、その実現を目指します。
管内の農業は大規模化が進んでいますが、農業者の高齢化、労働力不足などで耕作放棄地も少なくなく、10年後どうなるか分かりません。JA出資だけでなく行政、卸売会社、量販店などの共同出資による新たな農業生産の経営体をつくり、これを地域農業振興の起爆剤にしたい。
農業者の所得増大に最大限努力し、地域のみなさんの暮らしに貢献することがJAの1丁目1番地です。そのためには組合員や地域の人々に寄り添い、ニーズをよく見通し、実現する職員が必要です。職員は〝人財〟であり、コストではなく〝投資〟だと考えています。農業振興、人財の育成、この二つの歯車をしっかり回し、みなさまに愛される素晴らしいJAとして、その役割を果たすことを肝に銘じています。
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