JAの活動:持続可能な社会を目指して 希望は農協運動にある
【特集:希望は農協運動にある】農協協会とは2020年10月2日
一般社団法人農協協会は、農業協同組合新聞の創立者である田中豊稔が東京帝国大学在学中、当時世界恐慌の中で困窮にあえいでいた農村の経済更生運動に身を投じ、昭和4(1929)年帝国大学卒業と同時に「経済更生新聞」を発刊したことに始まります。一般社団法人農協協会は、農業協同組合新聞の創立者である田中豊稔が東京帝国大学在学中、当時世界恐慌の中で困窮にあえいでいた農村の経済更生運動に身を投じ、昭和4(1929)年帝国大学卒業と同時に「経済更生新聞」を発刊したことに始まります。
昭和23(1948)年、「農業協同組合新聞」と改称、協同組合協会として新聞の発行、「季刊 農政の動き」の刊行、農協機関誌全国コンクールの実施等の事業を重ね、農協運動に対する建設的な批判と農協事業の推進を通して農協運動の民主的運動の発展に資してまいりました。
農協運動の転換期にあたる昭和35(1960)年、系統運動と併行してこの系統組織と密接な関係を持ちながら、しかも自由な立場から批判・協力を行い、広く国内外に視野を開き、農協の自主的な発展に寄与する方向を与えることができる組織が必要であると、初代の農林事務次官石黒武重が中心となり、丸岡秀子、打越顕太郎、小川豊明、中村吉治郎、鈴木一、平尾卯二郎、宮城孝治、宮脇朝男が発起人となり、社団法人農協協会が設立されました。
そして定款第4条で「一般社団法人 農協協会は、農村における協同組合運動実践者の同志的結集をはかり、協同意識の高揚を通じて協同理念の啓発、農業生産の協同活動化活動を促進し、もって協同組合組織の民主的発展に資することを目的とします。」と定めました。
この組織は、定款で定めた目的を達成するために、中央・地方の農協組織の協力を求め、農協役職員はもとより、農協運動の発展に熱意をもつ多くの実践者、有識者を包含し、これら参加者が同志的意識と行動によって結集することを要請します。そしてこの組織は各機関の自己主義にとらわれず、運動の実態を客観的に調査し、将来の方向を研究する実力をそなえ、さらに全国的に運動を展げるグループ組織をもつことを必要とします。このような組織が、その本来の使命を意識し、活発な機能を発揮するならば、農協運動の良心となり、その民主的発展、その大衆的基盤の培養に大きく寄与するといえます。
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