5年ぶり1兆円超 木材輸入額2014年4月10日
林野庁は2013年1?12月の木材輸入実績をとりまとめた。
2013年の木材輸入額は、前年比27%増(以下、%はすべて前年比)の1兆2160億円だった。円安の影響などをうけ、08年以来5年ぶりに1兆円を上回った。
国別の輸入元では、中国が1783億円で7年連続1位だった。前年比伸び率では、合板・チップなどの輸入が増えたベトナムが506億円で61%増と大幅に増えた。
◇
主な品目の詳細は次の通り。
【丸太】
輸入量456万立方mで1%増、輸入額1074億円で31%増(ドル換算7%増)。米国、カナダの両国で全体の4分の3を占める。
【合板】
輸入量303万立方mで2%増、金額は1738億円で22%増(ドル換算は前年並み)。マレーシア、インドネシア両国からの輸入で全体の84%を占めるが、ベトナムからの輸入量が85立方mで前年比倍となった。
【木材チップ】
輸入量1102万tで1%減だが、金額は2180億円で8%増(ドル換算12%減)。主な輸入元では、チリ、豪州、南アフリカからの輸入が減り、ベトナムが約1.4倍に増えた。
【集成材】
輸入量88万立方mで11%増。金額は504億円で39%増(ドル換算13%増)だった。国別ではオーストリア、フィンランドが多く、全体の7割以上が欧州からの輸入だった。
(関連記事)
・認定森林林業プランナー174人を認定(2014.04.01)
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