TPA法の「早期成立を期待」 林農相2015年6月12日
林芳正農相は6月12日の会見で米国議会に上程されているTPA法案について、同法の成立がTPP交渉参加国が交渉妥結に「不可欠」としており「わが国としても早期成立を期待している」と述べた。
大統領に一括して通商交渉権限を与えるTPA法案は米国議会上院で成立後、下院本会議で現地時間の6月12日にも採決が行われる見込みとされている。
林農相は「これが成立するかどうかは、さまざまな報道ぶりでなかなか予断を許さないが、TPAそのものについて交渉参加各国はTPP交渉の妥結に不可欠であるとの認識を持っている。わが国としてもこの法案の早期成立を期待している」と述べた。
すでに交渉が進展し大詰めを迎えているといわれるなかで、TPAの政治、外交上の意味を米国議会がどう評価し、判断するか注目されている。
成立した場合の交渉見通しについて林農相は「成立することになれば閣僚会合が開催されることになろうが、事務レベル協議の進展状況もふまえて判断されると承知をしている。今の段階ではまだ何かが決まっているということではない」と話した。
事務レベル協議での焦点は日米二国間協議だが、関係者によるとまだ閣僚だけで交渉できる状態ではないとの見方も聞かれる。
(関連記事)
・【TPP】国会決議実現を JAグループが全国集会(2015.05.20)
・中国にらみ同盟強化"政治的意味"強まる 日米首脳会談とTPP交渉(2015.05.18)
・TPPで国が初の説明会(2015.05.15)
・【TPP】日米協議、事務レベル折衝を継続(2015.04.21)
・日米TPP閣僚会議開始(2015.04.20)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】てんさいの褐斑病が早発 早めの防除開始を 北海道2025年7月2日
-
JA貯金残高 106兆7563億円 5月末 農林中金2025年7月2日
-
日本の農業、食料、いのちを守る 「辛抱強い津軽農民」立つ 青森県弘前市2025年7月2日
-
「食と農をつなぐアワード」募集開始 優良な取組を表彰 農水省2025年7月2日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」JAおきなわ食菜館「とよさき菜々色畑」へおつかい JAタウン2025年7月2日
-
三菱マヒンドラ農機 ペースト施肥、紙マルチ田植機、耕うん作業機の販売強化2025年7月2日
-
外来DNAをもたないゲノム編集植物 作出を大幅に効率化 農研機構2025年7月2日
-
「2025年度農業生物資源ジーンバンク事業シンポジウム」開催 農研機構2025年7月2日
-
創立100周年記念プレゼントキャンペーン第3弾を実施 井関農機2025年7月2日
-
住友化学園芸が「KINCHO園芸」に社名変更 大日本除虫菊グループへ親会社変更2025年7月2日
-
フランス産牛由来製品等 輸入を一時停止 農水省2025年7月2日
-
【人事異動】ヤンマーホールディングス(7月1日付)2025年7月2日
-
長野県、JA全農長野と連携 信州産食材使用の6商品発売 ファミリーマート2025年7月2日
-
地域共創型取り組み「協生農法プロジェクト」始動 岡山大学2025年7月2日
-
埼玉県産農産物を活用「Made in SAITAMA 優良加工食品大賞2026」募集2025年7月2日
-
黒胡椒×ごま油でおつまみにぴったり「堅ぶつ 黒胡椒」新発売 亀田製菓2025年7月2日
-
近江米新品種オーガニック米「きらみずき」パレスホテル東京で提供 滋賀県2025年7月2日
-
外食市場調査5月度 2019年比96.9% コロナ禍以降で最も回復2025年7月2日
-
王林がナビゲート 新CM「青森りんご植栽150周年」篇を公開 青森県りんご対策協議会2025年7月2日
-
飲むトマトサラダ 素材を活かした「カゴメ野菜ジュース トマトサラダ」新発売2025年7月2日