青年就農給付金「準備型」 受給者は非農家出身が6割 農水省2015年9月8日
農林水産省は9月4日、平成26年度の青年就農給付金事業の給付実績について公表した。
青年就農給付金は、「準備型」と「経営開始型」がある。「準備型」は、就農に向けて都道府県の農業大学校等で研修を受ける人に対しての給付金。「経営開始型」は、経営開始直後の新規就農者に対しての給付金だ。
26年度の受給者は、準備型が2410人、経営開始型が1万90人で、合計1万2500人だった。このうち、26年度に新たに採択した人は準備型で1490人、経営開始型で2938人だった。受給者の分析については以下の通り。
【準備型】
年齢の分布は、一番多いのが20代で41%、次いで30代で34%、10代で13%、40代で12%となっている。
男性と女性では、男性が85%、女性が15%で男性の受給が多い。
また非農家出身者が全体のうち61%を占めている。
受給者が研修を受けている機関は、農業大学校等が47%、先進農家や農業生産法人が44%、その他で市町村などが9%だった。
【経営開始型】
年齢の分布は、30代が50%で半分を占めており、次いで40代で27%、20代で23%、10代が1%となっている。
男女別では男性が多く、男性が85%、女性が15%だった。
受給者が農家出身か非農家出身かは、ほぼ半分ずつの割合に分かれた。
全体のうち、夫婦での共同経営は20%だった。
営農類型別は以下の通り。
青年就農給付金は農業事業者の高齢化が進む中、持続可能な力強い農業を実現するため、青年の新規就農者と経営継承者を増やす目的で行われている。
(関連記事)
・農の雇用事業利用した青年就農者数 5288人 農水省 (15.09.08)
・集落営農の6割で後継者確保が課題 農水省統計 (15.07.02)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日