使用済み核燃料再処理事業の終了を 生活クラブが意見書2016年1月27日
生活クラブ生協連は、資源エネルギー庁がパブリックコメントを募集している「新たな環境下における使用済燃料の再処理等について(案)」、使用済み核燃料の処分費用を将来の世代に負わせてはならないとし、再処理事業の終了を求める意見を提出した。
資源エネルギー庁は、4月の電力自由化に備え、必要となる資金を安定的に確保し、再処理事業の新法人を設立するために、総合資源エネルギー調査会・電力・ガス事業分科会原子力事業環境整備検討専門ワーキンググループの中間報告「新たな環境下における使用済燃料の再処理等について(案)」に対するパブリックコメントを、2016年1月5日まで募集していた。生活クラブ生協連は、「使用済み核燃料の処分費用を将来世代に負わせるべきではありません。生活クラブ生協連合会は、再処理事業の終了を求める」という意見を提出した。
生活クラブの意見の概要は、以下の4点だ。
1.原子力・核燃料サイクル政策を推進することの是非を再検討し、「原子力の放棄」を政策としてください。
2.新たな認可法人を設立して政策責任を曖昧にしてしまうのではなく、原子力・核燃料サイクル政策を推進した国が、その政策の後始末として使用済み燃料の保管と最終処分の責任を取ってください。
3.使用済み核燃料の処分費用は、私たちの世代の政策判断ミスによる負債です。子どもたちや子孫の世代に迷惑のかからない十分な資金を、現在の原子力事業者から徴収し、きちんと積み立てておくことが必要です。
4.この中間報告は、所与の課題を解決していません。解決策として再処理事業の終了を求めます。
重要な記事
最新の記事
-
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日 -
「農林水産業みらいプロジェクト」2025年度助成 対象7事業を決定2025年12月19日 -
福岡市立城香中学校と恒例の「餅つき大会」開催 グリーンコープ生協ふくおか2025年12月19日 -
被災地「輪島市・珠洲市」の子どもたちへクリスマスプレゼント グリーンコープ2025年12月19日


































