人事2024 左バナー 
左カラム_シリーズ_防除学習帖
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
240401・ニッソーグリーン マスタピース水和剤SP
JA全中中央①PC
日本曹達 231012 SP

米生産費は1.9倍 差額が大きい農機具費 日韓の生産資材を比較 生産資材削減で 自民PT2016年2月25日

一覧へ

 自民党は2月24日、農林水産業骨太方針策定PT(プロジェクトチーム、委員長=小泉進次郎農林部会長)を開き、日本と韓国の米の生産費と生産資材の価格について検討した。米の生産費では日韓で2倍近い差があり、特に農業機械は、単品の価格差はほとんどないものの、生産費に占める割合には大きな開きのあることが分かった。

日韓の生産資材を比較 生産資材削減で 自民PT このPTは、TPP大筋合意に伴う中長期の農業政策を検討するチームで、今回は、コスト低減のために必要な農業機械や肥料、農薬、飼料など、生産資材に係る課題を中心に検討した。
 この中で、農水省が日韓の米の生産コストを明らかにした。それによると60kg当たり生産費が韓国の8571円に対して日本(全農家平均)は1万5229円と、約2倍のコストがかかっている。
 農水省の説明によると、韓国では作業受委託が進んでいるため、農家個人が農業機械を所有しないことに加え、肥料・農薬などの物材費が安くなっているためだという。
 作業受託割合をみると、耕起、田植え、収穫の作業で、韓国の63%、66%、84%に対し、日本はそれぞれ8%、8%、16%にとどまる。また1経営体当たりのトラクターの保有台数は韓国の0.6台に対して、日本は1.2台となっている。
 資材のなかで農機具費に次いで大きいのが肥料費だが、10a当たり韓国の4424円に対し、日本は9500円と2倍以上かかっている。その背景として、主要肥料メーカーの生産能力の差がある。韓国の大手は日本の主要メーカーに比べ4、5倍多く生産している。一方、銘柄数は少なく、日本のメーカーの4~10分の1しかない。
 また農業資材の価格引き下げでは、メーカー間の機種の比較や相見積りを採用しているJAが6割に達する。飼料では、メーカーとの交渉で配合割合を変えて価格引き下げするケースも増えている。
 PTの委員からは、作業受委託が「韓国でできて、なぜ日本でできないのか」「農家アンケートによると、JA系統の資材が高い傾向にあるが、もっと幅を広げたデータが必要だ」「営農類型別の生産コストを知りたい」などの意見があった。
 なお、次回は農業ハウス、種子、米の流通、製粉、製糖、食肉、乳牛などについて検討する。

(関連記事)
現場ニーズふまえ資材を開発・供給-自民PTでメーカーが報告 (16.02.19)

農機価格、為替変動や農業特性など強調-自民部会で (16.02.17)

企業の農地取得「選択肢増やすのが政治の役割」-小泉氏が容認論(16.02.17)

重要な記事

日本曹達_ナブ乳剤_SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る