環境保全型農業 6000haを1万3600haへ 石川県 みどり戦略基本計画2023年4月11日
石川県は3月20日にみどり戦略基本計画を公表した。環境保全型農業の取り組み面積の拡大を目標に掲げている。
トキ放鳥に向けた生息環境整備にも取り組む
基本計画は県と全19市町で作成した。
掲げた目標は2015年に6042haの環境保全型農業取り組み面積を2025年に1万3600haとすること。
化学肥料や化学農薬に使用量を慣行の3割以上低減するエコ農業、5割以上低減する特別栽培と有機栽培を推進する。
具体的な取り組みは耕畜連携や食品残渣などバイオマス資源の利活用による土づくり、天敵による害虫防除、リビングマルチを利用した雑草、害虫防除、夜間照明による害虫の防除など。
温室効果ガスの排出削減には、地下水、地中熱を利用した冷暖房装置、ICTを活用した環境制御システムの導入などを進める。
また、2022年度にトキ放鳥のモデル地区候補に選定されたことを受け、環境保全型農業と合わせて水田を餌場とするなどの生息環境の整備にも取り組む。
耕種農家の土づくりを促進するため、たい肥が不足している地域があるため農業者団体や肥料めーかーと連携し、県内でのたい肥需要のマッチングを図る。
県内消費者に向けてはSNSやウェブサイトでの環境保全型農業の情報発信、直売所や百貨店などで有機農産物等の試験販売やPRイベントなどを実施する。
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