土づくり推進 環境にやさしい農業を拡大 香川県 みどり戦略基本計画2023年4月12日
香川県はみどり戦略基本計画を3月20日に公表した。土づくりの推進と化学肥料、農薬の使用低減をめざす。
構築連携による土づくり・紫外光照射による病害の抑制
県と全17市町で作成した。
掲げた目標は2022年度に110haの「環境にやさしい農業」の取り組み面積を25年度に130haとすること。具体的には有機農業、または化学肥料、農薬を慣行より5割以上低減した農業を対象にする環境保全型農業直接支払交付金の面積を増やす。
また、精密な土壌測定診断件数を現状の5240検体(2016年~2020年)を6500検体(2021年~25年度)に増やす。
具体的な取り組みでは、定期的な土壌診断を行ったうえで、家畜ふんたい肥や、その他有機質資源を利用して土壌性質改善を行う。また、診断結果に基づく効率的な施肥、ドローン等による局所施肥、有機質肥料の施用、緑肥作物の作付けなどに取り組み、化学肥料を低減する。
一方、輪作や排水対策などによる病害虫が発生しにくい環境づくりと天敵生物や黄色蛍光灯の利用などで化学農薬の使用も低減させる。
温室効果ガス排出削減では、県が開発した環境制御システム「さぬきファーマーズステーション」の導入により、効率的にイチゴ栽培施設の温度や、CО2の管理を行うことを推進する。
同県の基本計画には有機農産物への県民の意識調査の結果を掲載、それによると一般の農産物より「1~2割ほど高い」のであれば購入するというのが50%となり、県では「目安となる数値を把握できた」としている。ただ、環境への負荷軽減との関連についての意識は低く、学校給食などの利用促進とともに「環境にやさしい農業」への理解促進を図る。
重要な記事
最新の記事
-
(394)Climate stripes(気候ストライプ)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月26日
-
地域医療の実態 診療報酬に反映を JA全厚連が決議2024年7月26日
-
取扱高 過去最高の930億円 日本文化厚生連決算2024年7月26日
-
【人事異動】JA全厚生連 新理事長に歸山好尚氏(7月25日)2024年7月26日
-
【警報】果樹全般に果樹カメムシ類 県下全域で最大限の警戒を 鳥取県2024年7月26日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2024年7月26日
-
今が旬の「夏酒」日本の酒情報館で提案 日本酒造組合中央会2024年7月26日
-
ヤンマーマルシェ、タキイ種苗と食育企画「とりたて野菜の料理教室」開催 カゴメ2024年7月26日
-
「ごろん丸ごと国産みかんヨーグルト」再登場 全国のローソンで発売 北海道乳業2024年7月26日
-
物価高騰が実質消費を抑制 外食産業市場動向調査6月度2024年7月26日
-
農機具王「サマーセール」開催 8月1日から リンク2024年7月26日
-
能登工場で育った「奇跡のぶなしめじ」商品化 25日から数量限定で受注開始 ミスズライフ2024年7月26日
-
東京・茅場町の屋上菜園で「ハーブの日」を楽しむイベント開催 エスビー食品2024年7月26日
-
鳥インフル 米国オハイオ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年7月26日
-
大玉すいか販売大幅減 小玉「ピノ・ガール」は前年比146.8% 農業総研2024年7月26日
-
千葉県市原市 特産の梨 担い手確保・育成へ 全国から研修生募集2024年7月26日
-
水産・農畜産振興 自治体との共創事例紹介でウェビナー開催 フーディソン2024年7月26日
-
新規除草剤「ラピディシル」アルゼンチンで農薬登録を取得 住友化学2024年7月26日
-
自由研究に「物流・ITおしごと体験」8月は14回開催 パルシステム連合会2024年7月26日
-
高槻市特産「服部越瓜」の漬け込み作業が最盛期2024年7月26日