特定区域を設定 地域ぐるみで促進 広島県 みどり戦略基本計画2023年4月13日
広島県はみどり戦略基本計画を3月22日に公表した。特定区域(モデル地区)を設定し地域ぐるみの取り組みを促進する。
フードフェスティバル
(地産地消促進)
県と全23市町で策定した。
目標は土づくり、化学肥料・化学農薬の使用量2割以上低減に取り組む農業者数を2021年138経営体を2027年に330経営体とする。
取り組みを進めるため、局所施肥技術の導入による化学肥料の低減、病害虫の発生予防を重視したIPМの導入による化学農薬の低減などを推進する。
消費者の理解と関心を高めるため、県のホームページなどを通じて認定制度の開設や生産者の紹介、生産物の販売先などの情報を提供する。集出荷拠点の整備を進めると同時に、直売所、インターネット、量販店などの販路開拓とイベント開催などで適正な価格で取引されるようPRを行う。
また、神石高原町神石地区を特定区域に設定した。同地域は有機栽培ほ場が多く、環境保全型農業直接支払交付金の県内対象面積の6割を占める。現在、町内の有機資材を活用したたい肥の試作、新規就農者でも取り組みやすい土づくりマニュアルの作成に取り組んでおり、これらを活用した生産団地の形成と学校給食への提供などを進める。
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