2024年物流問題見据え「物流生産性向上推進室」など設置へ 農水省が方針2023年8月28日
農水省は、2024年度組織・定員要求案をまとめ、物流の2024年問題を見据えて、「物流生産性向上推進室」(仮称)の設置を盛り込んだ。また、食品産業で国産原材料への切り替えを推進するため「国産切替推進室」(仮称)も新設する方針。
同省の組織・定員要求案は、自民党農林合同会議で示された。
この中で、物流の2024年問題を見据えた「物流生産性向上推進室」を新事業・食品産業部食品流通課に設置する方針が示された。物流の生産性向上の施策推進とともに、円滑な食品アクセス確保をはかるため、フードバンクやこども食堂への食料を提供する団体への支援強化にも取り組む。
また、麦・大豆の増産の推進強化や食品産業の国産原材料への切り替えを推進する「国産切替推進室」を新事業・食品産業部食品製造課に設置することも盛り込まれた。
さらに多様な農業経営体に農業関連サービスを提供する事業体の育成を推進する「農業支援サービス推進調整官」(仮称)を農産局技術普及課に置くことや、農村の活性化を進めるうえで重要な「しごと」「くらし」「活力」「土地利用」に関連した関連施策を関係府省と連携して進める「農村活性化推進室」(仮称)を農村振興局農村計画課に設置する方針なども示された。
日本産農産物・食品の輸出の促進や、「みどりの食料システム戦略」の取り組みを促進するための「輸出対策推進官」(仮称)と「持続的食料システム戦略推進官」(仮称)の地方農政局等への設置も盛り込まれた。
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