農政:今こそ 食料自給「国消 国産」 いかそう 人と大地
【食と農への思い 校長先生100人に聞きました】千葉県 松戸市立小金小学校2022年10月27日
【食と農への思いと農業者へのメッセージ】
松戸市立小金小学校 西郡泰樹校長
<Q>学校では農業と地域の農産物の大切さをどう教えていますか? その特徴や狙いなどもお願いします。
本校周辺には農業が行われていないので、社会科の学習(教室)や、近隣市のなし園見学などで農業について学んでいる。
一番身近に感じられるのは食なので、給食指導の際に、残さず食べることや残渣について、栄養士より説明している。千葉県の食材を取り入れたメニューや、災害時対応メニューなども取り入れている。子どもたちも6年生の総合的な学習の時間において、SDGsを意識した実践において、食べ残しをしないよう全校に呼びかけたりしていた。
<Q>これからの日本の農業についてご意見があればお聞かせください。
ウクライナ侵攻による小麦の不足、異常気象に関係する収穫不足、円安など、これまでも自給率の低さは懸念されていたが、ますます深刻な事態となっている。
一方で、美食化がもてはやされ、意味もなく豪華なもの、高価のもの、大食による無駄などがマスコミ等により広げられているのが目をおおいたくなる現状である。
経済や目先の問題、SDGsでなく、きちんとした循環型の環境の中で、農業をすすめていかないと日本の将来はないのではと思います。
<Q>現場の農業者へのメッセージをお願いします。
かつて、農業従事者は年寄りばかりになっているということを、学校で教えていたが、最近は若い人が研究したり、熱心に取り組んでいることが、報道されるようになってきてうれしい限りです。それでも自然環境に大きく影響を受けてしまう農業、子どもたちも含め、日々の中で自然を環境を大切にしていくことで少しでもお役に立ちたいと考えております。
農業に従事されている方々の思いを学校で伝えられる場があれば...とも思っております。
がんばってください。日本のために、いや、人類のために。
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