「第9回高校生科学教育大賞」最優秀賞は山形県立置賜農業高校 バイテク情報普及会2025年7月11日
バイテク情報普及会は、持続可能な農業の実現や食料の安定供給への貢献のため、バイオテクノロジーへの理解を深める活動の一環で「高校生科学教育大賞」を実施。第9回となる今年の最優秀賞は、山形県立置賜農業高校(山形県川西町)の研究「山形県の花『最上紅花』の遺伝子解析およびゲノム編集による新品種開発に関する研究~植物バイオテクノロジーを学ぶ高校生の挑戦~」が選ばれた。

バイテク情報普及会は、持続可能な農業の実現や食料の安定供給への貢献を念頭に、これからを担う高校生に「植物バイオテクノロジー」と「持続可能な農業」についてより深く学び考えるきっかけとなることことを目的とした「高校生科学教育大賞」を2017年に創設。支援対象となる科学教育活動を公募し、採択校にはその活動費用として、1校につき最大100万円の支援を行っている。
第9回となる今年は、全国各地の高等学校から計21件の応募が寄せられた。審査は、小野道之氏(筑波大学 生命環境系 准教授)、小泉望氏(大阪公立大学大学院 農学研究科教授)、小島正美氏(食生活ジャーナリストの会・前代表)、高島賢氏(農林水産省 消費・安全局 農産安全管理課 審査官)の外部委員とバイテク情報普及会の会員企業から成る選考委員会が行った。
最優秀賞には、山形県立置賜農業高等学校の「山形県の花『最上紅花』の遺伝子解析およびゲノム編集による新品種開発に関する研究~植物バイオテクノロジーを学ぶ高校生の挑戦~」が選ばれ、バイテク情報普及会から活動支援金として申請金額の満額である100万円が贈られる。
同研究は、日本農業遺産に登録されている「最上紅花」を題材に、抗酸化成分カルタミンの増加や病害虫耐性の付与を目指してゲノム編集に取り組む意欲的な研究。伝統作物の改良に最先端のバイオ技術を導入し新品種の創出を目指す姿勢は、まるでベンチャー企業のような挑戦精神を感じさせる。また、地域資源の活用や品種改良にとどまらず、加工食品の開発も視野に入れている点も高く評価された。
特別優秀賞は、大分県立大分舞鶴高等学校(大分県大分市)の「植物の防御応答遺伝子の発現解析から広げる生徒主体の中高生バイオテクノロジー講習会」と、兵庫県立農業高等学校(兵庫県加古川市)の「DNAマーカー技術を利用した酒米新品種の育成と実用化研究」で各校に活動費の一部として15万円を支援する。
重要な記事
最新の記事
-
東京都瑞穂町から「みずほ育ちのシクラメン」販開始 JAタウン2025年12月2日 -
「RIO GRANDE GRILL」全店で「鹿児島黒牛フェア」開催 JA全農2025年12月2日 -
広島サンダーズPOM賞に広島血統和牛「元就」を提供 JA全農ひろしま2025年12月2日 -
卓球「混合団体ワールドカップ2025」日本代表を「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年12月2日 -
対象商品が送料負担なし「石川県 国消国産キャンペーン」開始 JAタウン2025年12月2日 -
食や農の未来を担う次世代を応援「全国農業高校 お米甲子園 2025」に特別協賛 JA全農2025年12月2日 -
JAタウン「ホクレン」おすすめ商品25品「お客様送料負担なし」で販売中2025年12月2日 -
澤乃井小澤酒造へ「オリジナルICHI-GO-CAN」日帰りモニターツアー募集 農協観光2025年12月2日 -
鹿児島にウルトラパワーを「JA-SSウルトラそそグッド大作戦」始動 JA鹿児島県経済連2025年12月2日 -
冬いちご日本一を決める「第3回クリスマスいちご選手権」開催 日本野菜ソムリエ協会2025年12月2日 -
地域の農業支援を通じて企業価値を高める CSRオンラインセミナー開催 フェイガー2025年12月2日 -
ファンと社員の愛が詰まった「2026年紅白福袋」数量限定で発売 エスビー食品2025年12月2日 -
年末年始の大掃除でこども食堂を応援「モノ寄付」冬のキャンペーン開始 むすびえ2025年12月2日 -
精鋭が接遇力を披露 配達業務品質の頂点は白岡センター パルシステム埼玉2025年12月2日 -
深谷市「DEEP VALLEY Agritech Award 2025」最優秀賞はエンドファイト2025年12月2日 -
家庭の照明を落とそう エチオピアに明かりを届けるキャンペーン開始 パルシステム2025年12月2日 -
愛媛大、豊橋技術科学大と「グルタチオン」による高温ストレス耐性向上で共同研究 WAKU2025年12月2日 -
コープデリ「令和6年能登半島地震及び能登半島豪雨災害募金」を実施2025年12月2日 -
グリーンコープおおさか「20周年記念感謝祭」6日に開催2025年12月2日 -
カゴメ「野菜生活100」コラボ記念 いちご「ラブソング」予約受付開始 深作農園2025年12月2日


































