規格外野菜で「ロス旅缶」食品ロス削減へ共創プロジェクト始動 JTB2023年5月25日
JTBは5月23日、食品ロスの低減につながる商品やサービスの開発を通じて、サステナブルな食の循環モデル(サーキュラーエコノミー)をめざす「Sustainable Voyage Project」を始動。その第1弾として規格外野菜を最大28.4%活用した商品「ロス旅缶」を開発した。同商品を通じて、さまざまな共創パートナー企業・団体をつなげ、サステナブルな食の循環モデルの実現をめざす。
ロス旅缶(商品イメージ)
「Sustainable Voyage Project」は、食の過剰在庫・大量廃棄の削減につながる商品やサービスを、趣旨に賛同して協賛するパートナー企業や団体との共創によって生み出す取り組み。プロジェクト発の商品やサービスを通じてサステナブルな社会の実現につなげるほか、学校や教育機関と連携し、食品ロスの現状を幅広い世代に伝える。
第1弾の取り組みとして、「Sustainable Voyage Project」の趣旨に賛同した共同開発企業3社と規格外野菜を最大28.4%活用した「ロス旅缶」として「鰤と蛤、夏野菜のギリシャ風マリネ」と「イノシシ肩肉のヴィネガー煮込みラズベリー風味」の2種類を開発。食品加工と缶詰商品の開発をエイチアンドダブリューが担い、規格外野菜をファーマーズ・フォレストが供給。また、レシピ開発を東京ドームホテルが担当した。
「Sustainable Voyage Project」概要
「ロス旅缶」のネーミングは、「全国のロス食材が旅をする」を由来とし、日の目を浴びない規格外野菜が活躍するストーリーを描いた絵本も制作した。また、市場出荷規格に満たない規格外野菜を活用したレシピを作成し缶詰として加工することで、消費期限を最大化し、贈答品や、災害時の防災備蓄品としても活用が期待できる。
共創パートナー企業・団体について問い合せは、JTBビジネスソリューション事業本部 第三事業部 営業第一課(電話)03-6628-8619へ。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日