利用者が開発協力「有機抹茶のロールケーキ」など7商品を新発売 パルシステム2023年5月29日
パルシステム連合会は5月29日、利用者のアンケートやモニター、意見交換への参加協力により開発した7商品の注文受付を開始。開発協力商品は、パルシステムの利用者の暮らしの視点を生かした使い勝手や味わいで支持され、25年にわたり継続してきた参加型の開発で生まれた商品の取扱い点数は165品を超えた。
利用者が開発に協力した商品は、手軽な冷凍総菜『産直鶏フライパン焼用(にんにく醤油味)』や産直産地の農産物を活用した『有機知覧抹茶のロールケーキ(かのこ小豆入り)』『産直大葉ノンオイルドレッシング』など7商品。参加者は地域別に集まり、それぞれに設定した商品テーマに基づき、1年間の意見交換を重ねて開発した。
ミーティングはチームごとに月1回開催し、担当職員とともにターゲット設定やイメージ作りから開始。話し合いが進むと開発希望に沿える取引先も参加し、試作品の使い勝手や味付けなどを一緒に確認する。意見交換で決定した試作品は、選考会の審査を経て発売が決まる。新発売する7品はいずれも、利用者のお墨付きを得た商品となる。
パルシステムでは、利用者に商品開発への協力を呼びかける取り組みが1998年度の開始から25年を迎え、コロナ禍以降は、集まって調理や試食をすることが困難となり、オンラインで話し合いを進めた。
2022年度は会場への参集を前提としない短期間のオンラインチームも新たに募集。アンケートや試食モニターの呼びかけに259人が協力し、うち22人がオンライン座談会に参加して具体的な商品提案をまとめた。これまで募集していなかった地域の参加者からも意見を受け取ることができ、より多くの声を反映した商品開発が実現した。
25年間の活動では、商品化できなかった提案や原料調達や売上などの事情で販売終了となった商品もあるが、165以上の商品が現在も利用者に支持されている。
左から、産直大葉ノンオイルドレッシング、
有機知覧抹茶のロールケーキ(かのこ小豆入り)、
長崎の産直コショウダイのバジルソテー
◎新たに加わる利用者開発商品
〇こだわり酵母アーモンドと黒ごまの豆乳パン(国内麦)
国産小麦と豆乳を合わせた生地にアーモンドと黒ごまを練り込み焼き上げた。パルシステム東京の利用者が開発に協力。税込376円。
〇産直大葉ノンオイルドレッシング
産直産地の大葉を使用。香料を使わず、さわやかな大葉の香りを感じるさっぱりとした味わいに仕上げた。パルシステム千葉の利用者が開発に協力。
税込307円。
〇水からラクラク♪鶏だしちゃんこ風うどん
しょうがとごま油を加えた鶏だししょうゆのスープに6種の国産具材を入れた讃岐うどん。麺の小麦も国産。鍋1つで簡単に調理できる。パルシステム埼玉の利用者が開発に協力。税込538円。
〇産直鶏フライパン焼用(にんにく醤油味) 250g
産直鶏ムネ肉を成型加工し衣をつけた。国産のおろしにんにくを生かした醤油ベースの味付け。凍ったまま調理できる。パルシステム群馬の利用者が開発に協力。税込430円。
〇有機知覧抹茶のロールケーキ(かのこ小豆入り)
産直の有機知覧抹茶をスポンジとクリームに使用。北海道産小豆のかのこ入り。パルシステム福島の利用者が開発に協力。税込376円。
〇長崎の産直コショウダイのバジルソテー
長崎県産コショウダイの切り身をバジルオイルに漬け込んだ洋風ソテー。利用者によるオンラインチームが開発に協力。税込538円。
〇白バラカップ清らかバニラコレクション
清らかバニラ、クッキー&クリーム、チョコレート3種6個入。大山乳業農協の牛乳使用、コクがありつつもすっきりとしたアイス。利用者によるオンラインチームが開発に協力。税込626円。
最新の記事
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 情勢報告】組合員起点の事業運営を JA全中 藤間則和常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告①】TACと営農DX化支援 JA全農 日比健常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告②】農業リスクと事業間連携 JA共済連 深井裕常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告③】担い手コンサルで事業間連携 農林中金 川田淳次常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 課題提起】農業の発展とJAの総合事業力 JA全青協 稲村政崇会長2023年9月26日
-
【特殊報】トマトキバガ 県内で初めて発生を確認 新潟県2023年9月26日
-
キツネに似た花木 フォックスフェイス出荷進発式 JA晴れの国岡山2023年9月26日
-
新しい若者の生き方と地域づくり 農村漁村で躍動する新しい若者たち 指出一正ソトコト編集長 全中オンラインJA経営者セミナー2023年9月26日
-
汐風リレーマラソンで駅伝チームが力走 JA佐渡【ほっとピックアップ・JAの広報誌から】2023年9月26日
-
【みどり戦略】小回りよく堆肥散布可能な軽トラ搭載型マニアスプレッダー イナダ2023年9月26日
-
【みどり戦略】熱で種子伝染性病害を防除する種子温湯消毒装置の普及拡大 タイガーカワシマ2023年9月26日
-
【みどり戦略】電動リモコン草刈機、有機ブロキャス等の普及拡大 ササキコーポレーション2023年9月26日
-
【みどり戦略】静電噴口防除ロボットや水田除草機等の普及拡大 みのる産業2023年9月26日
-
【みどり戦略】地域の未利用有機物で液状複合肥料の製造・販売を拡大 国際有機公社2023年9月26日
-
コメの市場があるメリットとは?その11 「コメ政策ってなにかおかしくないですか?」【熊野孝文・米マーケット情報】2023年9月26日
-
「減点主義」を改め「加点主義」の組織に変換しよう!【JAまるごと相談室・伊藤喜代次】2023年9月26日
-
廃棄食材が化粧品に JA全農インターナショナルとフードロス取り組み開始 SARABiO温泉微生物研究所2023年9月26日
-
千葉大学などと「自然栽培農業における土壌マイクロバイオームの変化」共同研究開始 ベジモ2023年9月26日
-
交通事故削減へ JAF×JA共済連×トヨタ・モビリティ基金 座談会を開催2023年9月26日
-
JA幕別町とコラボ 十勝地方の大根使用「味しみ大根と肉味噌あんかけ」発売 ファンデリー2023年9月26日