第55回日本化学工業協会技術賞「環境技術賞」を受賞 デンカ2023年6月7日
デンカは、(一社)日本化学工業協会から、第55回日化協技術賞「環境技術賞」を受賞した。
日化協技術賞は優れた化学技術の開発や工業化によって化学産業と経済社会の発展に寄与した事業者を表彰する制度で、「総合賞」、「技術特別賞」、「環境技術賞」の3つがある。「環境技術賞」は、独創的技術あるいは改良技術で、環境負荷低減に対して著しい効果があり、科学技術の進歩に寄与したものに贈られる。
今回受賞対象となった技術は「CO2吸収・固定型コンクリートの実現に資する特殊混和材「LEAF」の開発と製品化」。デンカの特殊混和材「LEAF」は、化学製品の製造工程で生じる副産物である消石灰を原料としており、セメントを製造する際に使用する石灰石の代替として入れることで、一般的なセメント製造時と比べてCO2排出量を約8割削減が可能。また、水と反応せず、優先的にCO2と反応し炭酸カルシウムを生成することにより、コンクリートの強度と耐久性を向上させる。
「LEAF」の特徴を活かした用途の一つとしてCO2吸収・固定型コンクリート「CO2-SUICOM」があり、脱炭素社会の実現に向けたCO2利用技術(CCU)として注目を浴びている。
同社は2030年度までの8か年を対象とする経営計画「Mission2030」において、サステナビリティ追求に向けた重点施策の1つとして、CO2コンクリート固定化技術の確立に向けた取り組みを開始。2022年、「LEAF」およびCO2吸収・固定型コンクリートのさらなる普及拡大を目指し、鹿島建設、竹中工務店と3社を幹事会社とする55の企業・大学・研究機関でコンソーシアムを結成した。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業の下、脱炭素・活炭素社会の実現に向けた研究開発している。
最新の記事
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 情勢報告】組合員起点の事業運営を JA全中 藤間則和常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告①】TACと営農DX化支援 JA全農 日比健常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告②】農業リスクと事業間連携 JA共済連 深井裕常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告③】担い手コンサルで事業間連携 農林中金 川田淳次常務2023年9月26日
-
【第9回JA営農・経済フォーラム 課題提起】農業の発展とJAの総合事業力 JA全青協 稲村政崇会長2023年9月26日
-
【特殊報】トマトキバガ 県内で初めて発生を確認 新潟県2023年9月26日
-
キツネに似た花木 フォックスフェイス出荷進発式 JA晴れの国岡山2023年9月26日
-
新しい若者の生き方と地域づくり 農村漁村で躍動する新しい若者たち 指出一正ソトコト編集長 全中オンラインJA経営者セミナー2023年9月26日
-
汐風リレーマラソンで駅伝チームが力走 JA佐渡【ほっとピックアップ・JAの広報誌から】2023年9月26日
-
【みどり戦略】小回りよく堆肥散布可能な軽トラ搭載型マニアスプレッダー イナダ2023年9月26日
-
【みどり戦略】熱で種子伝染性病害を防除する種子温湯消毒装置の普及拡大 タイガーカワシマ2023年9月26日
-
【みどり戦略】電動リモコン草刈機、有機ブロキャス等の普及拡大 ササキコーポレーション2023年9月26日
-
【みどり戦略】静電噴口防除ロボットや水田除草機等の普及拡大 みのる産業2023年9月26日
-
【みどり戦略】地域の未利用有機物で液状複合肥料の製造・販売を拡大 国際有機公社2023年9月26日
-
コメの市場があるメリットとは?その11 「コメ政策ってなにかおかしくないですか?」【熊野孝文・米マーケット情報】2023年9月26日
-
「減点主義」を改め「加点主義」の組織に変換しよう!【JAまるごと相談室・伊藤喜代次】2023年9月26日
-
廃棄食材が化粧品に JA全農インターナショナルとフードロス取り組み開始 SARABiO温泉微生物研究所2023年9月26日
-
千葉大学などと「自然栽培農業における土壌マイクロバイオームの変化」共同研究開始 ベジモ2023年9月26日
-
交通事故削減へ JAF×JA共済連×トヨタ・モビリティ基金 座談会を開催2023年9月26日
-
JA幕別町とコラボ 十勝地方の大根使用「味しみ大根と肉味噌あんかけ」発売 ファンデリー2023年9月26日