全国の青果専用センターで追熟加工の電力使用量を約25%削減 ファーマインド2023年9月26日
全国規模でコールドチェーンを展開する青果の総合流通企業のファーマインドは、全国の青果専用センターで追熟加工の電力使用量を約25%削減。脱炭素社会に向け、省エネルギーや温室効果ガスの削減に取り組んでいる。
ファーマインドの青果専用センター(神戸センター)
同社は2011年4月、広島センターへ太陽光発電を設置。2017年9月からは、全国14か所の青果専用センター内の蛍光灯などのLED化も本格的に進め、2023年末までに全センターで完了を予定している。さらに、近年の急速な社会環境の変化や電力需要のひっ迫など課題に対応するため、2019年から主力事業である果物・野菜を食べごろに熟させる追熟加工で使う電力の削減に取り組んでいる。2022年には、全国14か所の青果専用センターで追熟加工の電力使用量を、2015年対比で約2割削減することに成功。8月現在で約25%削減で推移している。
年度別電力使用量の推移※2015年の電気使用量を100%とした時の同月対比の電力使用量の割合
同社のセンターでは、国内で流通しているバナナ、アボカド、キウイフルーツなどの青果物を追熟しており、国内消費量ナンバー1の果物と言われるバナナの加工は、約3割を占める。追熟の全ての工程をコンピューターで一括管理し、さらに熟練技術者が綿密に検品することで、品質の安定した適熟の青果として出荷できるようになる。
この工程は、品目や気候、設備などの環境に合わせて、センターごとに約100パターン設定。追熟加工を行う室(むろ)の中の温度や湿度などを24時間絶え間なく管理している。その温度や湿度を管理する際に使う冷凍機、ヒーター、差圧ファンの3つを動かす電力を30%削減することを目標に加工パターンを改良し、品質を維持しながら節電できるようになった。
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