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日藝×生活クラブ「せっけん運動」に学ぶ産学連携プロジェクト 成果発表会開催2024年1月12日

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生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は 、2023年7月から日本大学芸術学部と取り組んできた産学連携プロジェクトで、生活クラブが提携生産者と実践してきた「せっけん運動」を学生13人が取材し、学んだ内容を基に水を切り口とした作品づくりに挑戦。学生による成果発表会を2023年11月30日に新宿区の生活クラブ連合会で開催した。

「せっけん運動」を伝える産学連携プロジェクトの成果発表会に参加した学生、教員、生産者、生活クラブの組合員・職員「せっけん運動」を伝える産学連携プロジェクトの成果発表会に参加した学生、
教員、生産者、生活クラブの組合員・職員

成果発表会には、生活クラブ組合員や取材先となった生産者などオンラインを含めて100人以上が参加。約半年に及ぶ生活クラブのせっけん運動の取材を通して学んだことや気づきを発表し、世代を超えた交流が生まれた。映像作品は生活クラブ公式YouTubeチャンネルで公開中。

合成洗剤の多くは石油が原料となっており、水中での分解に長い時間がかかる。また、汚れを落とす成分のほか、香料や洗濯物を白く見せる蛍光増白剤などが含まれ、それらの刺激が赤ちゃんや敏感肌の方のアレルギーなどを引き起こす原因になるともいわれ、魚などの水棲動物の生態系への影響も心配されている。

「せっけん運動」は、合成洗剤ではなく、天然由来で身体にも環境にもやさしいせっけんの使用を推進する取組み。生活クラブでも1968年の設立当時は合成洗剤を取り扱っていたが、環境と人体に与える影響への問題意識から1977年には取組みを止め、以後、合成洗剤は取り扱っていない。山形県の庄内地域や岩手県の重茂地区をはじめ提携生産者のいる各地でせっけん運動に賛同し、ともに活動をすすめている。

今回の産学連携プロジェクトでは、生活クラブと日大芸術学部で話し合い、「水を守るせっけん運動」が生活クラブを象徴する活動の一つであり、同学生から次世代に繋がることを願い、テーマに設定した。

日大芸術学部の学生が制作したポスター日大芸術学部の学生が制作したポスター

学生は、山形県庄内地域で鳥海山の水質を守り、米づくりが続けられる環境を次世代へつなげるため、栽培方法の研究や新技術の導入に取り組むJA庄内みどり遊佐町共同開発米部会や、住民の約8割が漁業に関わる岩手県宮古市重茂地区で、豊かな海産物が獲れる海の環境を守るため、せっけんの使用を呼びかける重茂漁業組合の斎藤義治さんを取材。また、ヱスケー石鹸の工場を見学するなど、約半年にわたり各生産者を取材を通じ、「水は借り物」であることに気付いた。

今回、生活クラブの取組みを取材する道のりはまさしく、「水をめぐる旅」。日本有数の米どころ山形県庄内地域では、水とともに生き、水資源を守りながら農作物をつくる人々に出会い、東北屈指の海産物の産地である岩手県重茂地区では、漁業に携わる人々の海への想いと誇りを学んだ。また、環境に負荷の少ない洗浄剤として「せっけん」の可能性を探るため、ヱスケー石鹸を訪ねた。

学生によるプレゼンテーションでは、「せっけんを使い続ける姿を身近な人に見せることで、せっけんを使うことが当たり前だと思えるようになる。まずは家の中でせっけんを使い続けること。小さなことですが、そうすることで身近な人や若者にもせっけんを広げることができると思います。私たちが制作した成果物がその一助になれば幸いです」と結んだ。

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