群馬県産キウイ生産へ 圃場10.7haを高崎市内で開園 日本農業2022年11月14日
株式会社日本農業の子会社、ジャパンキウイ(香川県三豊市)は、群馬県産キウイの魅力を国内外に伝えるため、2024年3月に群馬県高崎市で、約10.7ヘクタールのキウイほ場の開園を予定。キウイの収量と栽培を安定化させるため、ニュージーランドで広く普及している"ストリンギング栽培"を採用する。
キウイ園地 開園予定地
ジャパンキウイは、開園に向けて準備中の高崎市吉井町多比良地区にあるキウイ園地で、収穫量2.5トン/反収にチャレンジする。大規模な開園に向け、すでに耕作放棄地 6.9ヘクタールを含む土地の貸借契約が締結完了。また、高崎市が進める農地再生推進事業を活用して伐採や伐根、土壌改良を行い、2024年3月に向けて開園準備を進めている。
ニュージーランドで普及しているストリンギング栽培は、つり上げ線を用いた栽培方法。翌年度に実のなる枝(蔓)を吊り上げることで、冬場の剪定作業を簡略化できる。また、光合成に必要な葉枚数を最大化することで、キウイの収穫量の向上や品質の安定化につながる。キウイ栽培が盛んなニュージーランドで導入されている方法で、一般的な栽培方法より、剪定作業などを省力化でき、大規模運営に適している。
ジャパンキウイのキウイ園地 (香川県)
この栽培方法を用い、園地管理においては、管理システムの導入や自動化により、収量や品質の安定化を図る。同ほ場で生産するキウイは、親会社の日本農業の持つ販売網を活かし、国内外へ広く販売、世界に向けて群馬県産キウイの魅力を発信する。
ジャパンキウイは、2021年6月に設立。現在は香川県内で、7.6ヘクタールのキウイ園地と200平方メートルの選果場を保有し、キウイの生産業務をはじめ、担い手が不足しているほ場を事業継承。また、生産したキウイの輸出 (タイ) などを手がけている。
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