バイオスティミュラント資材開発のアクプランタへ追加出資 農林中金イノベーション2024年3月19日
グローバル・ブレインが運営する、農林中金イノベーション投資事業有限責任組合(NCIF)は、植物の高温・乾燥耐性を高めるバイオスティミュラント資材を開発するアクプランタ株式会社(東京都文京区)へ追加出資を実行した。
アクプランタは、「Greenfulness-気候変動を、ともに生き抜く-」をミッションに、植物を様々な環境ストレスから守るバイオスティミュラント資材を開発するアグリバイオスタートアップ。バイオスティミュラント資材の開発や植物分野における研究開発を通して、世界的に課題とされている異常気象による植物資源生産へのダメージ、飢餓、栄養失調など食糧問題の解決を目指している。現在アクプランタでは、
創業者の金鍾明CEOが理化学研究所の研究員時代に、植物の環境ストレスとエピジェネティクスに関する研究を通して発見したメカニズム「酢酸が植物の乾燥耐性を高める」を基に開発したバイオスティミュラント資材「Skeepon(スキーポン)シリーズ」を販売。植物にSkeeponを投与することで、植物自身が乾燥・高温耐性を高め、過酷な環境下でも生育を維持し、植物のロスを減らすことができる。2019年から日本国内での販売が始まり、全国の農家やゴルフ場を中心に利用されている。今回の資金調達を機に、米国を中心とした海外展開をより一層加速させる。
グローバル・ブレインは、アクプランタのプロダクトと高い技術力、異常気象による食糧問題解決に向けた強い熱意を高く評価し、追加出資を決定。この出資を通じて、アクプランタの国内外におけるさらなる事業成長に貢献できるよう農林中央金庫とともに積極的に支援する。
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