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農産物の鮮度保持技術でベルグリーンワイズと協業開始 タカミヤ2025年7月3日

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足場など建設業界のプラットフォーマーとして、業界課題に革新的なソリューションを創造するタカミヤは、農産物の鮮度保持包装資材に強みを持つベルグリーンワイズと協業。タカミヤが運営する総合農業パーク「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK」(TAP)に、ベルグリーンワイズが提案する鮮度保持冷蔵システム「モイスト・クールシステム」を7月から本格導入する。

協業を開始したタカミヤの岡本氏(左)とベルグリーンワイズの小森氏協業を開始したタカミヤの岡本氏(左)とベルグリーンワイズの小森氏

タカミヤは、農業分野における後継者不足、人材教育の課題と技術導入の遅れに真正面から取り組むため、2024年4月に「TAP」を埼玉県羽生市に開設した。

「TAP」は、単なる栽培拠点ではなく、先端農業技術の開発・実証、課題解決型ソリューションの展示、人材育成までを一貫して担う総合農業プラットフォーム。AIやロボティクスなどのテクノロジーを取り入れた実証研究のほか、農業人材を育成する「トレーニングファーム」も展開を予定しており、「農業版シリコンバレー」を目指している。

「TAP」の取り組みの中で改めて浮き彫りとなっているのが、「持続可能な栽培体制の確立」や「収穫後の安定供給体制の構築」などの課題。近年、気候変動の影響によって、長雨や猛暑、突発的な異常気象が頻発し、農作物の栽培環境が著しく不安定になっていることから、作物の生育不良、収量減少、品質低下などが相次ぎ、「一年を通じて安定して農産物を届けてほしい」というニーズが急速に高まっている。

加えて、夏場の高温など季節的な要因は、収穫から流通の過程で、生鮮野菜の品質を損なう大きなリスクに。特にきゅうりやトマトなど鮮度が重要な野菜では、出荷タイミングを柔軟に調整できないことで、販売機会の損失やフードロスが生じるケースも少なくない。こうした課題に応えるため、「TAP」では「鮮度保持」や「出荷時期の調整」が可能な技術に着目し、モイスト・クールシステムの導入に至った。

モイスト・クールシステム(コンテナ型)外観モイスト・クールシステム(コンテナ型)外観

モイスト・クールシステムは、氷点下前後でも安定した高湿度状態をキープし、ムラなく循環させる独自の構造により青果物の鮮度保持に最適な環境を作るシステム。温度と湿度をそれぞれ独立しての制御が可能なため、低温(0℃±0.5℃)・高湿度(95%±5%)の庫内環境をつくることができる。また、農産物の鮮度保持に最適な冷却空気を天井一面から供給することができる構造のため、大風量で冷却効率が高い。

協業にあたりベルグリーンワイズ代表取締役の小森弘道氏は「鮮度保持カンパニーとして、日本の農業界が直面する気候変動や人手不足といった社会課題の解決に、より大きく貢献できると期待している。両社の強みと知見を掛け合わせ、出荷困難時期の調整保管や安定供給に向けた実証実験を進めてまいります」とコメント。また、タカミヤTAP事業最高執行責任者の岡本裕之氏は「今回導入したモイスト・クールシステムは、生産する野菜の価値を高める工夫、気候変動で難しさを増す安定供給の実現に大きく貢献できるもので、日本の食料供給課題の解決の一助になると確信している。国内のみならず海外での食糧問題に寄与できるものと考えており、その実現に向けた共創を今後当社を含むTAP参画企業様と進めてまいります」と話している。

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