営農支援の次の一手へ「KSAS AIチャット」を公開 クボタ2025年7月3日
株式会社クボタは営農支援システム「KSAS」に生成AIを活用した「KSAS AIチャット」機能を正式追加した。農業生産者の質問に応答し、営農支援の利便性向上を図る。
「KSAS AIチャット」のアイコンとチャット画面(イメージ)
株式会社クボタは、同社が提供する営農支援システム「KSAS(Kubota Smart Agri System)」に、生成AIを活用した「KSAS AIチャット」機能を2025年7月3日付で正式に追加した。これにより、KSASの使用方法や新規就農時に役立つ情報、農作物栽培に関する質問などに対応可能となり、農業生産者の利便性向上を図るものである。
KSASは、パソコンやスマートフォンから圃場管理、作業記録、進捗把握などを行い、農業経営の「見える化」を実現するクラウド型営農支援システムである。クボタは2014年から同サービスを提供し、農業経営の省力化・生産性向上を支援してきた。
「KSAS AIチャット」は、生成AIを活用して農業生産者の質問に即時回答する機能であり、2025年1月に試用版を公開後、試験運用を経て正式版の公開に至った。正式版では「対話履歴機能」や関連マニュアルPDFの提示機能を追加し、過去の質問履歴から継続的に相談できる仕組みとなっている。
サービス対象はKSAS会員で、KSAS Marketplaceからの申込みにより無料で利用可能である。回答可能な内容は、KSASの使い方、新規就農に役立つ情報(情報収集の方法、支援制度・研修プログラム紹介など)、農作物の栽培方法に関する質問などである。
今後クボタは、農業生産者がKSASに登録した営農データをもとに、生成AIによるデータ分析機能の開発を進める方針であり、営農支援の高度化を図りながら、日本農業のさらなる活性化に貢献する姿勢である。
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