テンサイシストセンチュウを確認-農水省2017年9月4日
農林水産省は9月1日、長野県諏訪郡原村の農場の一部でテンサイシストセンチュウの発生を国内で初めて確認したと発表した。
テンサイシストセンチュウはアブラナ属等の作物に甚大な影響を及ぼすおそれのある重要病害虫で、すでにわが国の一部で発生が確認されているジャガイモシストセンチュウと同様に土壌を介して広がることから、土壌の移動防止等の措置を講じることによって急速に広がる恐れはないという。 長野県諏訪原村で栽培されているアブラナ属野菜の生育不良株から8月にシストセンチュウが発見されたことから、植物防疫所でセンチュウの同定を行ったところ、わが国で未発生のテンサイシストセンチュウであることが確認された。
農林水産省はこのセンチュウのまん延を防止するため長野県と連携して発生範囲を特定するための調査と、▽土壌の移動防止措置の実施、▽発生ほ場における寄生植物の植栽の自粛、▽発生ほ場における土壌消毒の実施、▽寄生植物の地下部への移動に際し、植物防疫官による移動前の検査を実施を行う。
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