今年最も食べられた野菜は「たまねぎ」 タキイ種苗2017年12月15日
タキイ種苗(株)(本社:京都市下京区、瀧井傳一社長)は、今年の野菜消費動向を、310人の男女を対象に作物別消費量や価格、購入方法などの項目に別けてインターネット調査を行い、総合的に集計・分析した結果を、「2017年の野菜の総括」として発表した。
2017年に、食べる機会が多かった野菜は、1位が「たまねぎ」(62.9%)、2位が「キャベツ」(58.7%)となり、3年連続して1・2位を独占した。「トマト」(53.5%)は昨年4位から3位に、「大根」(51.9%)は昨年6位から4位に、それぞれランクアップした。
25位までにランクインした野菜のほとんどは、女性の方が男性より多く摂食していることが分かるが、ビールのつまみの定番である「枝豆」だけは、男性の方が女性より多く摂食している結果となった。
今年は全国的な天候不順により、野菜の価格高騰が懸念されたが、一年を振り返ると実際には平年並みか、値下がりした野菜も多かった。例年に比べ、野菜の価格が高かったと思うとの回答は、65.5%であり、2016年の86.8%から21.3ポイント下がった。消費者の野菜価格高騰感は、例年より緩やかであることが分かった。
最近の野菜に「季節感を感じない」と回答した人は、全体では61.0%となったが、年代が上がるにつれて「野菜に季節感を感じない」人が多いという結果になった。
また、「安さより国産であること」を重視して野菜を購入するのは、年代が上の女性が多いという結果となった。同じ野菜でも、安価な輸入野菜よりできるだけ国産の野菜を購入する人は、全体の65.2%だったが、若い世代では、国産であることより安さを重視していることが分かった。
(関連記事)
・耐病性と食味を両立 新品種トマト「桃太郎ホープ」を発売-タキイ種苗(17.12.12)
・抽選で20名様に タキイ種苗の花カレンダープレゼント(17.12.06)
・長ナスの新品種「PC筑陽」を新発売 タキイ種苗(17.12.03)
・耐暑性に優れた赤肉メロン『レノンウエーブ』新発売 タキイ(17.11.30)
・農場研修会で大玉トマト「桃太郎ホープ」などを展示・紹介 タキイ種苗(17.11.24)
・日本人の8割超が「トマト好き」 タキイ種苗が「トマトに関する意識調査」(17.10.10)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日