野菜・果物 ニュース詳細

2019.11.06 
台風被害の影響少ない【11月の野菜の生育状況と価格見通し】一覧へ

 農林水産省は11月1日、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通し(令和元年11月)について、主産地等から聞き取りを行いその結果を公表した。

 主産地等への聞き取りの結果、台風等の大雨や強風による被害が、11月の出荷数量や価格に大きな影響を与えることはないと見込んでいる。

【現在の生育状況】
 ▽根菜類でダイコンは、千葉県で台風15号の大雨や強風等による被害が発生したが、播き直しを行い生育が良好。神奈川県で生育は平年並み。
 ニンジンは、生育期間の気温が平年を上回って推移したことから、生育が良好。なお、千葉県では、台風15号の大雨や強風等により被害が発生し、時期的に播き直しができなかったが、被害を受けなかった物の生育が良好で、全体として収量の減少は見込まれない。
 ▽葉茎菜類のハクサイは、生育期間の気温が平年を上回って推移したため、生育が前進傾向。一部産地では、台風19号等の大雨による被害が発生。
 キャベツは、平年並みだが、一部産地では、適度な降雨等に伴い生育が前進傾向。ホウレンソウは、10月中旬以降の気温低下や多雨に伴い生育が遅延。ネギとレタスは、概ね平年並み。
 ▽果菜類のキュウリ、ナスは概ね平年並み。
 ▽土物類のバレイショ及びタマネギは、概ね収穫が終了。里芋は、概ね平年並みだが、一部で台風15号の大雨や強風等による影響に伴い生育不良が発生した。

【今後の生育、出荷および価格見通し】
 ▽ダイコンは、台風15号の大雨や強風等による被害に伴い播き直しを行った千葉県で生育が良好で、出荷数量の減少は見込まれていない。また、後続の産地である神奈川県では平年並みの生育で、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
 ▽ニンジンは、主産地の北海道で生育期間の気温が平年を上回って推移したことから、生育が良好。11月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。後続産地の千葉県は、台風15号の大雨や強風等による被害が発生し、時期的に播き直しができなかったが、被害を受けなかった物の生育が良好で、出荷数量の減少は見込まれない。
 ▽ハクサイは、主産地の茨城県で、一部産地が台風19号等の大雨による被害が発生したが、県内全体では、生育期間の気温が平年を上回って推移したことから生育が前進。11月前半の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。
 ▽キャベツは主産地の千葉県で平年並みの生育だが、一部産地では生育が前進していることから、11月前半の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。
 今後、天候が平年並みに推移すれば、生育も平年並みとなり、11月後半の出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。
 ▽ホウレンソウは主産地の群馬県で、10月中旬以降の気温低下や多雨に伴い生育が遅延しているが、今後、天候が平年並みに推移すれば、生育の回復が見込まれ、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
 ▽トマトは千葉県の一部産地で、台風15号によるハウス損壊等の被害があり、出荷数量の減少が見込まれるが、後続の産地である熊本県と愛知県で、生育が概ね平年並み。徐々に出荷数量の増加が見込まれるため、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
 ▽里芋は、主産地において、一部で生育不良が発生しているものの、生育が概ね平年並みで、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
 ▽バレイショとタマネギは、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。
 このほか、ネギ、レタス、キュウリ、ナス、ピーマンは、主産地において生育が概ね平年並みであるため、11月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

一覧はこちら

このページの先頭へ

このページの先頭へ