旬の露地イチゴ品評会 JAたかつき阿武野支店で開催 大阪府高槻市2023年5月10日
大阪府高槻市阿武野地区で70年以上に渡り生産されている露地イチゴの品評会が5月9日、JAたかつき阿武野支店で開催。この品評会は、高槻市農林業祭実行委員会が栽培技術や生産意欲の向上を図り、より質の高い露地イチゴを生産するために開かれており、今年で50回目の開催となった。
9日にJAたかつき阿武野支店で開かれた露地イチゴの品評会
一般に市場に出回るイチゴの多くはビニールハウスで栽培され、12月ごろから収穫が始まるが、屋外で栽培される露地イチゴは本来の旬である5月に収穫される。露地栽培は天候に左右されやすい上、害虫などに荒らされる可能性も高く、収穫量に差が出やすいが、ビニールハウスで栽培されたイチゴに比べ、香りが高いのが特徴。高槻市阿武野地区では、昭和25年ごろから露地イチゴの栽培がはじまり、現在も約50軒が栽培を続けている。
この日は、市内の栽培農家18軒が選りすぐりのイチゴ18点を出品。形、色つや、粒のそろい具合などから5点に絞られた後、糖度や味わいなどから最終3点が入賞し、優秀賞には岡村勝彦さん(同市土室町)が選ばれた。また、次点の優良賞には向井榮三さん(同市土室町)と吉田茂さん(同市上土室)が選ばれた。
審査員を務めた大阪府北部農と緑の総合事務所・植田正浩さんは「今年は気温差が大きく栽培に苦労されたと思いますが、味・香りともにすばらしいイチゴを数多く出品していただきました」と評価した。
入賞者を含めた同地区のイチゴは、毎週水曜日と日曜日の午前7時30分から同支店の駐車場で開かれる朝市で販売されている。
重要な記事
最新の記事
-
(448)郷愁とノスタルジー【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月15日
-
あらゆる暴力の即時停止を 被爆・戦後80年にメッセージ発表 パルシステム連合会2025年8月15日
-
京都府「第3回京のこだわり畜産物レシピコンテスト」開催2025年8月15日
-
「パンのフェス2025」三井アウトレットパーク木更津で9月に開催2025年8月15日
-
機械審査なし「お米番付12回大会」エントリー開始 八代目儀兵衛2025年8月15日
-
東京23区の住民 過去1年間に森林を訪れたのは3人に1人 森林総研2025年8月15日
-
【サステナ防除のすすめ2025】秋冬野菜の病害虫防除 異常気象こそ先手対応を2025年8月14日
-
見なくなった案山子、燕・雀・烏【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第353回2025年8月14日
-
花がよく売れるお盆・彼岸から見えてくる花産業の問題点【花づくりの現場から 宇田明】第66回2025年8月14日
-
渡り鳥「キビタキ」「ノビタキ」越冬地との間の移動経路を明らかに 森林総研2025年8月14日
-
国産・添加物削減・減農薬にこだわり「デポー国領駅前」リニューアルオープン 生活クラブ生協2025年8月14日
-
果実のフードロス削減・農家支援へ「キリン 氷結 mottainai 浜なし」再登場2025年8月14日
-
【役員人事】バイエル(9月1日付)2025年8月14日
-
「地元で働きたい」に応える 地域限定採用で安定雇用も実現 パルシステム埼玉2025年8月14日
-
政府の「米増産」方針 立ちはだかる「壁」と拭えぬ不安 産地JAと米農家の声2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(1)2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(2)2025年8月13日
-
危険な暑さご用心【消費者の目・花ちゃん】2025年8月13日
-
「新潟県産もも」旬の食べ比べ講座 品種ごとの味や食感を学ぶ JA新潟かがやきなど関連団体2025年8月13日
-
親子で地球にやさしいエネルギーを体験「とよたパクパク★ECOフェスタ」開催 生活クラブ愛知2025年8月13日