「北海道産じゃがいも収穫式」JA帯広かわにしと開催 カルビーグループ2023年9月14日
カルビーポテト(北海道帯広市)とカルビー(東京都千代田区)は9月11日、北海道産じゃがいもの収穫が最盛期を迎えるにあたり、じゃがいもの一大産地である十勝エリアである帯広市で「北海道産じゃがいも収穫式」を開催した。
収穫したじゃがいもを手にする岡村支所長(左)、田崎社長(中央)と郷原組合長
収穫式には、カルビーポテトの田崎一也社長、JA帯広かわにし加工馬鈴薯生産組合の郷原雅道組合長、カルビーポテト川西支所の岡村廉支所長の3人が出席した。田崎社長は「2023年も北海道じゃがいもの収穫が最盛期を迎えた。今年も無事にこの時期を迎えられたのも、生産者の皆さまのおかげです。改めて感謝申し上げます」とあいさつ。また、「今年は過去数年の中でも一番の収穫量になりそう。生産者さんもいい顔をしておられる」と語った。
続いて、郷原組合長が「カルビーポテトとは父親の代から40年以上のお付き合いで、長年一緒にじゃがいもづくりに取り組んできた。収穫されたじゃがいもがカルビー製品になり、消費者に届けられ喜ばれることが我々の励みになります」と伝えた。また、収穫に向けて二人三脚で栽培を支援してきた岡村支所長は「現在、収穫はまだ中盤だが、今年は収量も良く、久しぶりの豊作傾向であると見込んでいます」と話した。
じゃがいもは、地域によって収穫時期が異なり、南の地域ほど早く、梅雨前線や桜前線のように"じゃがいも収穫前線"が北上する。カルビーグループが国内調達するじゃがいもの約8割が北海道産で、九州、関東、東北と収穫時期の早い地域から収穫し、最後に北海道産のじゃがいもを調達。翌年九州産を調達するまで、カルビーポテトの貯蔵技術を活かして、北海道産を長期貯蔵し、1年を通じて安定供給を可能にしている。
カルビーグループの年間馬鈴しょ使用量は、国内生産量の約18%を占め、中でも、北海道は全国生産量の約80%にのぼる。原料の調達や出荷などは、1980年にカルビーの原料調達部門を独立させる形で誕生したカルビーポテトが担っており、契約栽培を通じて、40年以上にわたり生産者とカルビーポテトの二人三脚でじゃがいもづくりに取り組んでいる。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日