霜被害りんごの特別販売会「銀座NAGANO」で10日に開催 長野県飯綱町2023年12月7日
長野県飯綱町は12月10日、霜被害りんご(サンふじ)の特別販売会を、東京・銀座にある長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」で開催する。

飯綱町では、春先の遅霜で特産品のりんごが結実不良や品質低下等の被害を受けた。りんごは「花そう」という5~6個の花の集団の中の「中心花」を残し育てることで良い実がつくが、今年は多くの「中心花」が遅霜の被害を受けたことから、その周りの「側花」を利用して栽培。
「側花」を利用することで、「変形」「サビ」「肥大不足(小玉)」などの品質低下が発生する可能性が高くなる。こうしたりんごは家庭用りんごとして出荷されることになり、取引価格が低下してしまう。
今回のイベントでは、霜被害の影響により、例年より増加した家庭用りんごの中でも、光センサーにて糖度12%以上かつ果肉の褐変や果肉内の腐れが無いことを確認した果実のみを選果し提供。
見た目は不揃いで少し不格好でも、味は変わらず美味しいりんごを実際に味わってもらい、消費拡大や産地としての認知度向上を図る。
この他、飯綱町のみで生産される和りんご「高坂林檎」を使用したりんごジュースの試飲・販売。集落営農組織が栽培した米のPR等も実施。
また、「銀座NAGANO」5階の移住交流・就職相談コーナーでは、長野県及び(公社)長野県農業担い手育成基金が主催する「新規就農セミナー&就農相談会in銀座NAGANO」において飯綱町の移住・就農相談を実施する。
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