6期ぶり黒字 共栄火災海上保険が中間決算2013年11月26日
共栄火災海上保険(株)は11月19日、平成26年3月期の中間決算を発表した。火災保険や新種保険を中心に増収となった一方、自然災害の減少や損害率の改善などで支払保険金が減り、収支残は19年中間決算以来の黒字となった。
保険会社の売上規模を示す元受正味保険料は、火災保険、新種保険、自賠責保険の増収などから前年同期に比べて22億円(2.6%)増の890億円となり、正味収入保険料も同14億円(1.9%)増の800億円となった。
正味支払保険金は、自然災害が減ったことなどから同35億円減の503億円。正味損害率は同5.7ポイント改善して62.9%となった。
この結果、収支残は16億円となった。
損害保険会社の収益力の指標となるコンバインド・レシオ(正味損害率と正味事業費率の合計)は、損害率が改善したことで7ポイント改善して98%となり、100%を下回った。
損益面では、資産運用損益が株式相場の回復などにより同23億円増の37億円、経常損益は同13億円増の47億円、当期純損益は同17億円増の42億円となった。
損害保険会社の経営の安全性を示すソルベンシー・マージン比率は同114.3ポイント増え783.4%に上がった。
(関連記事)
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