酒造好適米 29年産は前年比4%減の見込み2018年2月7日
農林水産省の「米に関するマンスリーレポート」2月号では29年産の酒造好適米の生産と需給状況をレポートしている。生産量は28年産にくらべて▲4%となる見込みとなっている。
農産物検査数量(29年12月31日現在)のとりまとめによると、酒造好適米は五百万石を中心に生産量が減少し、28年産にくらべて4000t程度減の10万3000tと見込まれている。
ただ、29年産の需要量は9万4000tから9万6000tと推計されたことから、需給を均衡させるには10%程度の生産減が必要とされていた。そのため前年産より生産量は減るものの、需給状況としては生産量が需要量を8%程度上回る見込みだという。
主要な品種の生産状況は山田錦が前年比104%の約3万8000t、五百万石が同81%の約2万1000t、美山錦が同94%の約7000tとなっている。五百万石は主産県で需要に応じて作付け面積を減らしたことに加え、作柄が悪かったことも影響した。
農林水産省は平成30年産に向けて、引き続き需要量調査結果や生産量などのデータを参考に、販売動向、酒造メーカーからのニーズをふまえて「需要に応じた生産」に取り組むことが需要だとしている。
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