米需給 「緩和」見通し判断さらに増-米穀機構2018年6月6日
米穀機構が毎月実施している米の需給や価格水準などについて米取引関係者に判断を聞く調査で、5月の結果は前月にくらべて需給が緩和し米価が下がる見通し判断が4月よりも増えていることが示された。
4月の調査結果では主食用米の需給動向について現状判断指数は前月から▲14の「52」となり、向こう3か月の見通し判断指数は前月から▲12の「46」で、いずれも指数は大幅に減少したが5月は現状判断指数が▲6の「46」となり、3か月見通し判断指数は▲6の「40」となった。
米価水準については4月の現状判断指数は前月より+2の「74」となり、米価水準が高いとの評価が強まったが、5月は▲4の「70」となった。
一方、向こう3か月の見通し判断指数は4月は▲9の「43」となり大幅に減少した。現状の米価水準は高いとの見方が強く、今後は下落するとの見方が強まっていることが示されたが、5月も▲1ポイントで横ばいの結果となった。
業態別に主食用米の価格について5月に比べて6月はどう見通しているかを聞いたところ、生産者は+6ポイントの「56」、集出荷業者は+2ポイントの「49」、卸業者は+2ポイントの「49」、小売業者等は▲1ポイントの「50」となった。
この調査は全国の生産者、集出荷業者、卸・小売業者など164が対象で電子メールを利用してアンケートを行っている。5月は127団体から回答が寄せられた。
(関連記事)
・【農協研究会・第2報告 需給調整は用途別に】加藤純・JA全中農政部水田・畑作農業対策課長(18.05.28)
・【どうする米対策】農業協同組合研究会 第14回研究大会を開催(18.05.25)
・問われる将来の食料生産力 農業犠牲の交渉でいいのか【田代洋一・横浜国大名誉教授】(18.05.23)
・米の需給 「緩和」見通し判断強まる-米穀機構(18.05.14)
・中食・外食に大きな米消費拡大の可能性【藤尾益雄(株)神明代表取締役社長】(18.02.06)
・【米生産・流通最前線2017】30年産問題ーどんなコメ「需要」に応えるのか?(17.08.07)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ハスモンヨトウが多発 ダイズは初期防除を 三重県2025年8月21日
-
政府備蓄米 在庫水準29.5万tに 農水省2025年8月21日
-
「米の需要に応じた増産」柱に概算要求 農水省2025年8月21日
-
令和7年産の石川県オリジナルなし「加賀しずく」 8月25、26日に初出荷・初競り JA全農いしかわ2025年8月21日
-
8月21日は「みんなで食べよう力うどんの日」そば・うどん店舗でキャンペーン実施 JA全農2025年8月21日
-
だだちゃ豆収穫最盛期 大泉枝豆直売グループ JA鶴岡2025年8月21日
-
夏秋野菜トップセールス開催 熊本市で地元産野菜をPR JAかみましき2025年8月21日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」山形県「おいしさ直売所 落合店」でお買い物 JAタウン2025年8月21日
-
約6500 万人が3年以上の「防災訓練休眠人口」と推計 JA共済連「防災に関する意識調査」2025年8月21日
-
「モーっとおおいた和牛・豊後牛を食べよう!キャンペーン」大分県産和牛が大特価 JAタウン2025年8月21日
-
TICAD9の歓迎レセプションに公式マスコット「トゥンクトゥンク」登場 「ミャクミャク」とも初対面 国際園芸博覧会協会2025年8月21日
-
【2025国際協同組合年】子ども・若者と協同組合を考えるシンポジウム 10月10日開催2025年8月21日
-
輪作体系の作業計画をシミュレーション プログラムを開発 農研機構2025年8月21日
-
廃棄漁具を新たな製品へ再生 amu株式会社へ出資 あぐラボ2025年8月21日
-
桃とシャインマスカットを一度に 8月のショートケーキ登場 カフェコムサ2025年8月21日
-
静岡県「林業合同就職相談会」開催 林業機械シミュレータが初登場2025年8月21日
-
青山学院大学陸上競技部とパートナー契約を締結 村上農園2025年8月21日
-
91社が集結「おいしい山形・食材王国みやぎビジネス商談会」開催2025年8月21日
-
農業ボランティア「第1回香取市援農Day」参加者募集 千葉県香取市2025年8月21日
-
捨てずに繕う心の豊かさ 情報誌『のんびる』9・10月号受注開始 パルシステム2025年8月21日