生きものや環境にやさしい米「農都のめぐみ米」で取り組み 兵庫県丹波篠山市2024年11月1日
兵庫県丹波篠山市は、良質な米を作り続けるために必要な田んぼの土、水、生きもの、ため池や水路などの地域資源を守るため、自然環境に配慮した「農都のめぐみ米」の取り組みを進めている。
「農都のめぐみ米」は、丹波篠山市の豊かな土と水を美しく保ち、環境や生きものにやさしい栽培方法と市が認証した米。化学肥料や農薬の使用を兵庫県の基準の2分の1以下に抑え、中干し(稲の育成のために田んぼの水を落とすこと)の時期をオタマジャクシが陸に上がれるようになるまで待つなど、河川の水質や田んぼ周辺の生態系に配慮している。
丹波篠山市は、学校給食がおいしいことで知られ、2019年に全国学校給食甲子園で優勝し、2020年も優秀賞に選ばれた。2021年からは学校給食に使われるすべての米が「農都のめぐみ米」になった。市内の農家は、将来を担う子どもたちには、健やかに育ってほしいという思いを込めて、「農都のめぐみ米」を届けている。
丹波篠山市は5月13日、神明ホールディングスと農業の振興推進を目指すため、「丹波篠山市と株式会社神明ホールディングスとの包括連携に関する協定書」を締結。11月13日~27日の期間、同社が経営する「米処 穂(みのり)」(神戸市中央区)で「農都のめぐみ米」を使用したおにぎり販売イベントの開催を予定している。営業時間は9:00~17:00(土・日曜日 定休日)。
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