東京農大とJA全農 包括連携協定を締結2018年7月11日
JA全農は東京農業大学との間で包括的連携協定を結ぶことに合意し、7月10日、東京・大手町のJAビルで締結式を行った。
(写真)協定を締結した髙野学長(左)と長澤会長
締結式には東京農大の高野克己学長、JA全農の長澤豊経営管理委員会会長らが出席した。
国内最大の農学系総合大学の東京農業大学との包括連携協定について長澤会長は「両者の組織力や技術力を積極的に相互活用し、新技術等の生産・流通現場での普及や人材育成などを促進することが目的」とコメント。具体的には▽農業と関連産業の活性化に向けた連携、▽先端技術(ICT、AI、ドローンなど)の活用に関する連携、▽人材育成に関する連携、▽キャリア支援に関する連携などとしている。
高野学長によると同大の卒業生は約18万人。畜産農家や酒屋をはじめ、全国各地で農業や食品業の現場で活躍しているという。
たとえば、こうした全国の人材を活用して全農が開発する新技術のモニターなどになってもらい、生産現場が何を望んでいるのかを吸い上げるかたちで連携をしたいという。一方、同大が開発した技術を産地やJAという組織で評価してもらうことも検討したいという。同大は農業・食料の課題解決に向けて地域連携協定も積極的に進めており、これまでに79件の協定を締結している。
※高野学長の「高」は正式には異体字です。
(関連記事)
・営農管理システム「Z-GIS」が運用開始 JA全農(18.04.24)
・ドローンで省力化・効率化をめざす 茨城県の実証事例に学ぶ(17.08.31)
・【座談会 農協人を育み現場を支える】「農」の進化に挑み続ける東京農大(17.07.24)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(166)食料・農業・農村基本計画(8)農業の技術進歩が鈍化2025年11月1日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(83)テトラゾリルオキシム【防除学習帖】第322回2025年11月1日 -
農薬の正しい使い方(56)細菌病の防除タイミング【今さら聞けない営農情報】第322回2025年11月1日 -
酪農危機の打破に挑む 酪農家存続なくして酪農協なし 【広島県酪農協レポート・1】2025年10月31日 -
国産飼料でコスト削減 TMRと耕畜連携で 【広島県酪農協レポート・2】2025年10月31日 -
【北海道酪肉近大詰め】440万トンも基盤維持に課題、道東で相次ぐ工場増設2025年10月31日 -
米の1等比率は77.0% 9月30日現在2025年10月31日 -
2025肥料年度春肥 高度化成は4.3%値上げ2025年10月31日 -
クマ対策で機動隊派遣 自治体への財政支援など政府に申し入れ 自民PT2025年10月31日 -
(459)断食:修行から管理とビジネスへ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月31日 -
石川佳純が国産食材使用の手作り弁当を披露 ランチ会で全農職員と交流2025年10月31日 -
秋の果実王 旬の柿を堪能 福岡県産「太秋・富有柿フェア」開催 JA全農2025年10月31日 -
「和歌山県産みかんフェア」全農直営飲食店舗で開催 JA全農2025年10月31日 -
カゴメ、旭化成とコラボ「秋はスープで野菜をとろう!Xキャンペーン」実施 JA全農2025年10月31日 -
食べて知って東北応援「東北六県絆米セット」プレゼント JAタウン2025年10月31日 -
11月28、29日に農機フェアを開催 実演・特価品販売コーナーを新設 JAグループ岡山2025年10月31日 -
組合員・利用者に安心と満足の提供を 共済事務インストラクター全国交流集会を開催 JA共済連2025年10月31日 -
JA全農と共同開発 オリジナル製菓・製パン用米粉「笑みたわわ」新発売 富澤商店2025年10月31日 -
【スマート農業の風】(20)GAP管理や農家の出荷管理も絡めて活用2025年10月31日 -
農業経営効率化へ 青果市況情報アプリ「YAOYASAN」に分析機能追加 住友化学2025年10月31日


































