農業地帯の農地価格、19年連続で下落2014年4月1日
農産物価格の低迷が響く全国農業会議所調べ
全国農業会議所は3月27日、平成25年田畑売買価格等の調査結果を発表した。純農業地域の農地価格は19年連続で下落し、その要因は「米価など農産物価格の低迷」「農地の買い手の減少」が大きいことが分かった。
準農業地域(都市計画法の線引き指定が行われていない市町村内の旧市町村)の農地価格(全国平均)は、中田(収量水準やほ場条件が標準的な田)の価格は10a当たり130万1000円で、前年比1.4%、中畑(同・畑)は95万円で1.3%それぞれ下落した。中田、中畑ともに平成7年以降19年連続で下落した。
下落要因として、中田では「米価など農産物価格の低迷(30.8%)が最も大きく、次いで農業に対する見通しが立たないことなどによる「農地の買い手の減少」(23.5%)、「生産意欲の減退」(13.7%)が続く。
また中畑では「農地の買い手の減少」(26.6%)が最も大きく、次いで「農産物価格の低迷」(19.7%)、「生産意欲の減退」(18.1%)が続く。
(関連記事)
・「フェアな競争関係」が農協を強くする(2014.03.17)
・農林中金が法人協会とパートナーシップ協定(2014.03.07)
・農地中間管理事業で特例 26年度税制改正(2013.12.24)
・貸付ルールが焦点 農地中間管理機構法案(2013.10.23)
・農地集積バンクに1000億円超 26年度予算(2013.08.30)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日