台風15号農作物被害16万ha 7月ー9月の農作物被害自然災害まとめる2015年11月18日
農水省
農水省は、今年7月から9月までに発生した農作物被害のうち、被害見込金額が総額10億円以上のものをまとめ17日に公表した。
被害見込金額10億円以上が発生したのは、8月1日及び2日の降ひょう等による農作物被害、台風15号による農作物被害、9月の関東・東北豪雨(台風18号による大雨)による農作物被害だ。
8月1日および2日の降ひょう等による被害面積は2390ha、被害見込金額は22億2000万円で、主な被害発生地域は、群馬県12億5000万円)、長野県(9億2200万円)、栃木県(4000万円)などとなっている。もっとも被害を受けた作物は、キャベツなどの野菜で20億1000万円(被害総額の91%)となっている。
台風15号による被害面積は16万2000ha、被害見込金額は78億5000万円となっている。主な被害発生地域は、熊本県(28億5000万円)、福岡県(14億9000万円)、新潟県(10億2000万円)など。もっとも大きな被害を受けた作物は日本ナシなどの果樹で28億6000万円(被害総額の36%)、次いで水稲の23億8000万円(同30%)、しょうが等の野菜が16億5000万円(同21%)となっている。
9月の関東・東北豪雨(台18号等による大雨)による被害面積は2万1300ha、被害見込金額は48億4000万円となっている。主な被害発生地域は、茨城県(31億3000万円)、栃木県(10億2000万円)、宮城県(4億5400万円)などで、作物別の被害見込金額は、水稲が34億5000万円(被害総額の71%)ともっとも多く、次いでいちご等の野菜が8億8900万円(同18%)、大豆などの雑穀・豆類が3億8400万円(同8%)となっている。
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