「アフリカと世界の協同組合」でセミナー開催 ILOとJCA2019年9月4日
日本協同組合連携機構(JCA)と国際労働機関(ILO)駐日事務所は、日本生活協同組合連合会の協力のもとに、ILO創設100周年記念公開セミナー「アフリカと世界の協同組合」を、9月13日(金)に国連大学本部で開催する。
この公開セミナーは、ILOと日本生協連が2010年から毎年実施しているアフリカの協同組合リーダーを対象とした研修プログラムの一環として開催される。
同プログラムには、日本の協同組合の多様な活動を学ぶことを目的に、これまでアフリカ16か国から38名の協同組合関係者が参加。
今回の公開セミナーは、ILO創設100周年と同プログラムを始めて10周年を迎えた節目に当たる。
セミナーでは、ILO協同組合ユニット政策・調査専門官ギー・チャミ氏(Guy Tchami)(※)が「仕事の未来・協同組合・社会的連帯経済の動向?ILOの役割?」をテーマに、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)や、社会や環境を考慮した経済的取り組みについて講演する。また、研修プログラム参加者による「アフリカ各国の協同組合概況」の報告を予定。
なお、同セミナーは、TICADの横浜開催に合わせ、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)パートナー事業として登録されている。
【公開セミナーの概要】
▽日時:9月13日(金)14時から16時30分
▽会場:国連大学本部1Fアネックススペース(東京都渋谷区神宮前5?53?70 地下鉄表参道駅B2出口から徒歩5分)
▽主催:国際労働機関(ILO)駐日事務所、JCA
▽協力:日本生協連
▽プログラム:
○開会挨拶 本田英一(JCA代表理事副会長、日本生協連会長)
○主催者挨拶 田口晶子(ILO駐日代表)
○基調講演 ギー・チャミ
○研修プログラム説明 天野晴元(日本生協連国際部長)
○研修参加者による「アフリカの協同組合概況」報告
▽ジョアン・スーザン・アトゥウラ(ケニア、ACCOSAアフリカ貯蓄信用協同組合連合会財政運営局長)
▽ウルスラ・ブワリ・ギゼンベ(ケニア、協同組合コンサルタント、保険代理機構協同組合アドバイザー)
▽オラディポ・オランレワジュ・ショブル(ナイジェリア、ラゴス地方自治体多目的協同組合理事)
▽アウグスト・アーネスト・キマリオ(タンザニア、キリマンジャロ乳製品協同合弁企業コーディネーター)
▽ソモエ・イスメリ・ングヘ(タンザニア、タネスコ貯蓄信用組合会長)
※講演者プロフィール
ギー・チャミ(Guy Tchami):ILO協同組合ユニット 政策・調査専門官。2001年にジュネーブのILO協同組合ユニットに加わり、プロジェクト策定やプロジェクト補強、研究、パブリケーションなどの分野に携わる。08年から11年にかけては、タンザニアを拠点として、東南アフリカの協同組合や自助組織を支援するためのDFIDファンドプログラムに参画。現在は、協同組合の政策・調査専門官として、協同組合や社会的連帯経済の開発協力プロジェクトに取り組んでいる。
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