農水省 熱中症対策を強化 大塚製薬と連携し、コメリのデジタルサイネージで啓発2025年7月1日
農林水産省は7月の1カ月間、大塚製薬と連携し、農作業中の熱中症対策を啓発するデジタルサイネージを全国のコメリ店舗で放映している。
熱中症対策のポイントとして、農水省と大塚製薬が共同で制作した内容を、視覚的にわかりやすく伝える。内容は、①日陰で作業するなど暑さを避けましょう②単独作業を避け、声をかけ合いましょう③こまめな休憩と水分・塩分補給を行いましょう、の3点。
消防庁のデータによると、職場での熱中症による救急搬送者数は、年々早い時期から増加傾向にある。2023年は7月10日週、2024年は7月1日週、2025年は6月16日週に、週あたり100人を超えた。救急搬送者数は2023年が2013人、2024年は2332人と増加している。
また、農作業事故における熱中症による死亡者数は、2023年に83人(全体の35.2%)で、農業機械作業による事故(147人、62.3%)に次いで多かった。
さらに、今年6月1日からは、労働者を雇用する事業者に対して熱中症対策が義務化されている。このため、農水省は5月から7月までの3カ月間を「熱中症対策研修実施強化期間」と位置付け、昨年の研修実績(2805回、10万1020人)を上回る規模で研修を強化している。特に、高齢農業者は熱中症リスクが高いため、重点的な対策が求められている。
同省では、研修テキストやパンフレット、MAFFアプリと熱中症警戒アラートとの連携機能なども活用し、農業現場での対策徹底を呼びかけている。
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