人事2024 左バナー 
左カラム_シリーズ_防除学習帖
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
ヘッダー:FMC221007SP
JA全中中央①PC
日本曹達 231012 SP

農政:自給率38% どうするのか?この国のかたち -食料安全保障と農業協同組合の役割

【対談】韓国農協「農の価値」国民にアピール(3)2018年10月21日

一覧へ

<出席者>
キム・ビョンウォン韓国農協中央会会長
山田正彦元農林水産大臣
司会:ミン・スンキュ農林畜産食品部元副大臣

資材価格抑え市況リード

 

◆何事も「不狂不及」

山田正彦 元農林水産大臣 キム また、農協の飼料工場は23か所にあります。世界の穀物価格は18%上昇し、本来なら農協も6月に価格を引き上げます。しかし農協は価格を引き上げず、そのまま年末まで持ち越すことにしました。すると面白いことが起きました。他の企業の半分が値上げせず、農家に90億円のコスト削減効果を生み出しました。また、値上げした企業から離れ農協に買い求める農業者が増えました。農協のシェア拡大も実現し農民に利益を与えることもできました。これこそ農協の役割であり、存在価値だと思います。
 こうした取り組みには組織内外からの圧力が多くあります。しかし、農民のために一度「狂ってみよう」という考えの方が強いです。いわゆる、狂うほど無我夢中に没頭しないと成し遂げられない「不狂不及」の精神です。

(写真)山田正彦・元農林水産大臣

 

 ミン 農協問題や食料、種子の問題など情報交換しましたが、韓国と日本はこうした共通の問題があります。提携して問題に当たりたいものです。

 山田 日本でも農協のあり方で疑問を持っている人もいます。そうした人たちに会長から話していただく機会をつくりたいと思います。

 キム 今回、日本を訪れてさまざまな人に会うことができました。千葉県の農家も大変印象的でした。日本の農業、農協は韓国よりはるかに進んでいます。文化や歴史、さらには農業・農協などにそれぞれの違いはあると思いますが互いに長所を学び合い、それぞれがシナジー効果を発揮することを期待したいと思います。

 

【対談を終えて】

 韓国農協中央会のキム会長は韓国の全羅南道の1農協の組合長から立候補して全国農協のトップになり、1000万人署名、徹夜討論、生産資材引き下げなど、さまざまな新基軸を打ち出している。その姿勢は「不狂不及」という会長の言葉に象徴される。時には引っ張り、時には引っ張られ、対米FTAという同じ問題を抱えた日韓の農協が協力しあうには最も時宜を得た登場だといえるのではないだろうか。(編集部)

 

 

|  |  | 3 |

重要な記事

240401・シンジェンタ粒粒マイスター:右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る