新会社名「Corteva Agriscience」に2018年3月2日
・ダウ・デュポンのアグリカルチャー事業部
ダウ・デュポンは2月26日に、同社の各事業部門が予定通り独立会社として分割された後のコーポレート・ブランド(社名)を発表した。それによるとアグリカルチャー事業部門の新会社名は「Corteva Agriscience」となる。
「Corteva Agriscience」という新会社名は、「心」と「自然」を意味する言葉を組合わせたもので、生産者と消費者の生活を豊かにするという目的を反映したものだという。米国デラウエア州ウィルミントンに本社拠点を置く。
また、素材科学事業部の新会社は「ダウ」となる。121年におよび世界的に認知されているダウのイノベーションと価値創出の歴史を基盤とした、ダウのダイヤモンドマークをブランドとして継続していく。特殊化学品事業部は新生「デュポン」となり、215年にわたる科学を基盤としたイノベーションの遺産を引き継ぎ、産業や日々の生活を変革していくことにしている。
ダウ・デュポンアグリカルチャー事業部門の最高執行責任者ジェームズ・C・コリンズ・ジュニアは「Corteva Agriscienceでは、多数の農業従事者と緊密な関係を構築し、貢献してきた経験をもとに、3つの事業を一つに統合していく。この新社名は、我々の農業従事者の生産性向上と農産物消費者の健康への取り組みのコミットメントを反映している。また、生産者と消費者の生活を豊かにし、来るべき世代のために進歩を確保するという目標も反映している。我々は、業界で最もバランスの取れた製品ポートフォリオ、1世紀近くかけて蓄積してきた農学分野における専門知識、比類なきイノベーション力により、食品エコシステム全体と協力して食糧を持続的かつ効率的に安定して供給する新しいアグリカルチャー会社を作り上げていく」と述べている。
そして、アグリカルチャー事業部門の2017 年のプロフォーマ収益は140億ドル、プロフォーマ営業EBITDAは26億ドルを超え、世界で最も包括的でバランスの取れた種子および農薬製品ポートフォリオと、今後も長く農業従事者に価値を提供し続けることのできる強力な新製品パイプラインをもっているといえる。
事業分割で新会社Corteva Agriscienceとなるが、同社は農業分野で幅広く認知されている様々な製品ブランドを引き続き提供していくことになるが、その中にはPioneer、Mycogen、新たに上市したBrevant種子、そしてAproach Prima殺菌剤、有効成分Arylex含有除草剤のQuelexなど豊富な農薬製品ラインナップに加え、今後上市予定の新製品も含まれている。
(関連記事)
・斑点米カメムシや吸汁性害虫に効果 ダウが新剤(18.01.26)
・水稲育苗箱専用殺虫剤「ゼロカウント」粒剤を新発売 ダウ・北興化学(17.11.29)
・ダウ・デュポン 対等な経営統合が完了(17.09.05)
・ダウ・ケミカル日本グループ、商号・組織変更(17.07.26)
・統合計画最新情報を発表 ダウ・デュポン(17.07.05)
・ダウ・デュポン対等経営統合計画、米国司法省が承認(17.06.23)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ネギハモグリバエ・ネギアザミウマ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月30日
-
24年産米2.6万円に 有利販売に努め積み上げ JA茨城、異例の公表2025年6月30日
-
梅雨の晴れ間の「DZ作戦」で、猛暑下の畦畔除草を回避しましょう 北興化学工業2025年6月30日
-
水稲は"白未熟粒"に加えて"不稔"にも警戒 果樹は長期的な樹種転換も検討 農研機構2025年6月30日
-
茨城県厚生連の赤字19億円超 「診療報酬の引き上げ必要」 24年度決算2025年6月30日
-
全国の「関係人口」 約2263万人 国土交通省調査2025年6月30日
-
夏休みの思い出づくりに「こども霞が関見学デー」開催 農水省2025年6月30日
-
随意契約米 全国4万6000店舗で販売2025年6月30日
-
7月の野菜生育状況と価格見通し はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ価格 平年下回る見込み 農水省2025年6月30日
-
再保証残高 過去最高の6兆9000億円台 全国農協保証センター2025年6月30日
-
【JA人事】JAみい(福岡県)平田浩則組合長を再任(6月27日)2025年6月30日
-
【JA人事】JAにしうわ(愛媛県) 新会長に井田敏勝氏2025年6月30日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(1)2025年6月30日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 岩手で開催 JA全農2025年6月30日
-
【役員人事】JA全農青果センター(6月26日付)2025年6月30日
-
第42回「JA共済マルシェ」を開催 令和6年能登半島地震・奥能登豪雨の復興応援 JA共済連2025年6月30日
-
福岡のいちじくレビュー投稿キャンペーン「博多うまかショップ」で実施中 JAタウン2025年6月30日
-
農福連携の現場に密着 YouTube番組「根本凪ノウフク連携中」配信 JAタウン2025年6月30日
-
【役員人事】農林中金総合研究所(6月27日付)2025年6月30日
-
クボタと酪農学園大学が包括連携協定 学術振興と地域活性化へ共創加速2025年6月30日