わけあり梨をビールに活用「和梨のヴァイツェン」発売 サンクトガーレン2020年10月15日
元祖地ビールメーカーのサンクトガーレン(神奈川県厚木市)は、表面の傷やいびつな形などで“出荷不可”となった梨を活用したビール「和梨のヴァイツェン」を10月15日から限定で発売した。
今年は長雨・日照不足で"蜜症"の梨が大量発生。リンゴにはあると喜ばれる蜜だが、梨に発生すると食感が悪くなり、見た目の問題もあり出荷できなくなる。味には問題がないため、同社は引き取ってビールに使っている。

今年は地元の神奈川県小田原市のほか、新潟県加茂市の農家からのSOSもあり、2県から"訳あり梨"約350キロを買い取って使用。品種は豊水、幸水、菊水、新高など数種混ざっている。
同社は、他にも"訳ありオレンジ"を使ったビール「湘南ゴールド」や、"訳ありリンゴ"の「アップルシナモンエール」などを製造販売。フルーツビールには香料などに頼らず果実本来の香りや味わいを引き出すため、果物をたっぷり贅沢に使用。訳あり果物の利用は、農家にとっては売り物にならない果物が売れ、同社にとっては安く果物を譲ってもらえるという互いにメリットのある取り組みとなっている。
小麦麦芽を主原料としたフルーティーなヴァイツェンというスタイルをベースにした「和梨のヴァイツェン」は、細切りの梨と、ペーストに加工したもの、ジュースに加工したものを3段階に分けて加える。苦味は抑え、梨の甘い香りと瑞々しい風味をギュッと閉じ込めた、フルーティーなビールに仕上がっている。330mlで460円(税別)。同社直営オンラインショップと京王百貨店新宿店、そごう横浜店、信濃屋食品などで販売中。
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