臭わないたくあん登場 農研機構が新品種育成2016年2月1日
加工しても臭わず黄変しないダイコンができた。農研機構と渡辺農事株式会社が、たくあん用の「悠白」と、おろしやつまなどの生食加工や切干しに適した「サラホワイト」の2品種を育成した。いままでにないフレッシュ感のある加工品ができる。
育成された両品種ともダイコンの辛味成分の前駆体(アブラナ科の辛味成分の元)でもあり、臭気や黄変の元となる「4‐メチルチオ‐3‐ブテニルグルコシノレートという物質を含まない、初めての実用品種。
「悠白」をつかったたくあん漬けは臭気が生じないため、冷蔵庫内での保存時や、たくあん漬けを添えた弁当を電子レンジで加熱しても臭いが気にならない。また、「サラホワイト」の大根おろしでは、製造後1年冷凍貯蔵しても臭気や黄変がなく、辛味やフレッシュ感が保てる。
「悠白」は秋まき秋冬どり、「サラホワイト」は秋まき冬どり。
種子は平成28年夏季から渡辺農事株式会社から販売予定。問い合わせは同社(電)04-7124-0111。
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