イタリア野菜で差別化を トキタ種苗が商談会 300人訪れる2016年6月8日
トキタ種苗(株)は6月7日に東京都内で、展示商談会「Campo Prova(カンポプローバ) in Tokyo 2016」を開いた。約50人の生産者を中心とした出展者と300人の野菜流通の来場者でにぎわった。
同社が10年前から取り組むイタリア野菜「グストイタリア」が並んだ商談会。最初は同社のみの展示会だったが、会を重ねるごとに生産者の出展が増えた。年々来場者も増加し、"イタリア野菜"の持つ付加価値に興味を持つ人が増えている。
出展者の1人、徳島県で生産を行う(株)南風ベジタブルの乃一大樹代表取締役は「気温の違いで関東の産地と出荷の時期が違うことが強み。流通コストはかかるが、他と違うものをつくることで差別化している」と話す。また北海道の恵みの庭柴田農園の柴田照子さんは「イタリアのタネを使って生産を行っていたが、(トキタ種苗の)タネは日本にあわせた品種改良がされていて生産しやすい」と語る。
商談会を訪れていたJA佐和伊勢崎の小川惠弘専務理事は「ネギなどを生産している(JAの)子会社があり、そこでの栽培を検討している」とし、「4月から東京に駐在職員を置き、市場の調査を行っている。販路を見つけてから組合員には提案をする予定」と話す。
会場ではイタリアで修行したプロのシェフがイタリア野菜を使った3つの料理を提案。また「お家でイタリア野菜」をテーマに、餃子などの身近なメニュー20種類の試食もふるまわれ、イタリアンだけでなく、一般の家庭でも簡単に使える野菜であることをPRした。
(写真)野菜流通関係者でにぎわった展示商談会
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